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恋愛戦争 ページ4

引き続き貴方Side

貴『…貴久?』

増「…ぁ?なに…」

くっついてる背中がヤケに熱い。

貴『貴久、ちょっとソファに…』

ぇーと力弱く項垂れる貴久。

増「…よいしょ」

ソファに座り込む。

貴『ちょっと失礼、』

手をおでこにくっつける。

増「ぇ、なに、」

貴『わっ、あっつ!熱スゴいよ?早く部屋に…』

増「ぅーん…」

気怠そうに立ち上がり私に抱きついてくる。

貴『貴久、歩ける?』

うんと小さく返事が返ってきた。

増「やべぇ…」

_________

______

あの後、何回か転びそうになりつつなんとか

貴久の部屋に着いた。

増「ゲホッ…ゲホッゲホッ…」

貴『大丈夫?!』

皆とは少し違うようなこの症状…

流石に心配になり医者を呼んだ。

貴『お医者さん呼んだから、もう少し…』

増「ケホッ…」

ピーンポーン…

貴『あ!来たかも!待っててね貴久!』

扉を開け玄関まで走る。

増「…ハァ…」

______

___

医者「いやー、これは完全に風邪だね。」

前回来てもらった医者とは他の医者を連れてき

た。

医者「辛いかもだけど、しっかり食べて、しっ

かり寝れば治るよ。あ、薬もね。」

どうやら普通の風邪、らしい。よかったぁ…

増「ありがとうございます」

一応咳止めや解熱剤をもらい医者は帰っていっ

た…

貴『…ふぅ良かった。』

増「だな、死 ぬかと思った」

縁起でも無いこと言わないでよ、、

貴『まぁ、辛いけど頑張ってね、餃子、ちゃん

と作るからね』

頼む、簡潔に一言。

増「ご飯前になったら起こして、、」

貴『うん、おやすみ』

________

_____

トントントントン…

貴『…』

自分一人の厨房にはただ具材を切っている音が

響いている。

餃子なんてなんか久々に作る気がする。

いつも皆が作ってくれてたから。

なんだろ…こんなに皆苦労してご飯作ってたん

だ、朝昼晩と…有難いな…

あ、でも…

貴『流石に貴久なら食べられると思うけど…皆は

お粥の方がいいかな…』

冷凍しておけたっけ…

今日の屋敷はなんか静かで違和感です____

___________

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作者名:高宮 幸 | 作成日時:2017年3月21日 21時

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