恋愛戦争 (ページ3)

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恋愛戦争ページ3

菊池Side

貴『そうだ、何か欲しいもの、ありますか？』

菊「…いや、特にない」

貴『わかりました。では、健人とかの方に行き

ますね、何かあったら呼んで下さいね。』

はいはい、わかった。そう言うとクスクス笑い

ながら出て行った。

菊「ﾁｯ…何なんだよ、」

あいつと居ると俺のペースを持って行かれる。

菊「…何だよ…この感覚…」

心臓がキュってなる。

菊「…ぁあー！もうしらね！」

おでこにあるおしぼりを掴む。

菊「…っぅ～////」

もう考えないようにしよう。寝る！

…数分後

…数十分後

…あー、寝られねぇ…

菊池Side終了

中島Side

ｶﾞﾁｬ…

貴『林檎持ってきたよ～』

手に林檎を抱えて入ってきたA。

貴『起きてたの～？』

中「うん、なんか寝れなくて、、」

ベッドの横に椅子を持ってきてナイフを握る。

貴『具合はどう？』

中「薬も飲んだし大分良くなったよ」

しゃりしゃりと器用に林檎の皮を

剥くA。

貴『～♪』

鼻歌歌ってる、可愛い…

貴『見てみて健人！ウサギ～』

可愛らしい林檎のウサギ。昔はダメダメだった

のに、、

貴『見てみて健人！白鳥！』

平らな皿に林檎で白鳥を作ったA。凄い

な…

中「沢山練習したの？」

そう聞くとまぁね、林檎に集中しつつ答える。

貴『料理だけじゃないよ～家事全般もだけど、

バイオリンとかピアノとか、私こう見えて一

応貴族だし、、たしなみとしてやってた』

中「そ、そう、、」

スゴく沢山やってたな、、、

貴『ほい、巫山戯ないでちゃんと切ったから。

食べてね』

中「ありがとう、」

ナイフとお手拭きを持ち扉を開ける。

貴『じゃ、また来るから』

中島Side終了

貴方Side

貴『ふぅ、一通り終わったかな、、』

とりあえず厨房に行く。

氷水を作る。なんでか？皆のおしぼり、換えな

いとだから。

貴『…はぁ、』

氷水を触る手がかじかむ。うー痛い…

??「A～……」

あれ、この声は…

貴『貴久…？』

増「なー…A、、」

後ろから抱きついてきた貴久。

貴『どうしたの？』

後ろに居るから顔が見えない。。

増「お腹空いた…」

貴『うーん、お粥でいい？』

ずしっと重い。首に後を埋める。髪が首にかか

りくすぐったい。

増「ぎょーざ…」

貴『えー、じゃあ夜にしよう。餃子。』

ギューッと抱きしめる力が強くなる。

こりゃ本当に具合悪いな貴久。。