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恋愛戦争 ページ1

手越Side

貴『手っ…越、君…』

目に涙を溜め俺を突き飛ばす。

貴『…』

手「そ、そんなに嫌だった…?」

いいえともはいとも言わない。

手「…もしかして…」

‘初めてだった?’Aの顔色が変わる。

スクッと立ち上がり部屋を出ていこうと

するA。

手「…そんなに嫌だった?」

貴『…初めて…だった、、』

唇を手で隠す。

手「…ごめん、」

罪悪感に見舞われる。

貴『…ううん。嫌いな人にやられるならまだし

も、大切な人なら、、大丈夫。』

それって…

手「俺、大切な人…?」

今まで一度も言われたことがない言葉。

貴『…?当たり前じゃん。』

なんでこういうときに男前になるの…

貴『じゃ、おしぼり持ってくるから。』

部屋を出ていく。

ボスッ…

枕に顔を埋める。

手「…」

_________手越Side終了

______

貴方Side

…おしぼり…

持ってきたはいいが…入りにくい。

と、とりあえず控えめにノックする。

すると中からはーいと軽い返事が来る。

貴『おしぼり、持ってきたよ』

手「ありがと」

寝ている手越君のおでこにおしぼりをおく。

貴『また換えにくるから』

目を合わせられない。

そそくさと部屋を出ていく。これ以上居たら

どうなるかわかんないし。

手「…ぇもう行くの?」

アヒル口見たいに唇を尖らせる手越君。

貴『聡君とか、小山さんとかシゲさんとか、菊

池さんの看病しなきゃならないから。』

一通り名前を挙げるとそ、そう。と一言。

怖じ気づいたか!←

貴『じゃ、またくるから』

キィィバタンッ!

…緊張した…

よし、次聡君、、、

聡君の部屋の扉をノック。

あれ、返事がない、、寝てるのかな?

なるべく静に、扉を開ける。

松「んぅ、スー…スー…」

気持ちよさそうに寝ている。子供みたい、、

今度は起こさないように、扉を閉める。

、、コヤシゲ行くか←

_____________

__________

この二人は部屋が近いから楽。

コンコン

貴『…失礼しまーす…』

小「あ、Aさん!」

貴『あ、元気そうだね。じゃ、シゲさんの方

に…』

小「ぇぇえ?!酷いっ?!」

冗談だよ冗談。うそじゃないよ?ほんとだよ←

貴『具合はどうです?』

小「薬飲んだお陰で大分」

熱を測るためにおでこに手を添えると、、

小「!……////」

貴『あれ、まだ熱ある…?』

小山さんなんか顔赤い________

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作者名:高宮 幸 | 作成日時:2017年3月21日 21時

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