・ ページ15
Side 名前
紅千代「名前様、お部屋の準備ができました。」
名前「ありがとう。私もちょうど着替え終わったわ。」
紅千代「侑李様がお待ちです。行きましょう!」
名前「えぇ。」
紅千代がいてくれるだけで安心する。
紅千代がいなきゃ私…
何にもできないのかも…
侑李「名前…」
名前「紅千代ありがとう。行っていいわよ?」
紅千代「はいっ。失礼します。」
侑李「…紅千代はいい子だよな。」
名前「ほんとに…きっと素敵な遊女になりますよ…」
侑李「でも、僕の中の1番は名前しかおらん…」
名前「侑李様…」
侑李様が…
侑李様がそういうことをおっしゃるから…
名前「…辛いのです。」
侑李「名前…?」
名前「侑李様がそう思ってくれていることが…」
侑李「…嫌だったか?」
名前「そんなことはございません…嬉しい…嬉しいのですよ?…でも…この立場に生まれたことを恨んでしまう…」
侑李「そんな…」
名前「初めて侑李様にお会いした日から…ずっとずっと特別な存在で…愛おしくて…頭から離れない…」
言いたくなかった…
何かが壊れてしまいそうで、怖かったから…
侑李「ふふっ…僕も同じだ。」
名前「えっ…?」
侑李「名前に出会った日から…ずっとずっと大好きだった…名前だけを見てた。」
名前「侑李様…」
ドサッ
侑李「今日は手加減しないよ?」
名前「侑李様が1度でも手加減されたことあります?」
侑李「ないな。」
両思い。
やっとお互いの思いが通じた。
紅千代「名前様…侑李様…」
100人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちねん ぴかるん(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!これからも楽しみにしててください´`* (2018年1月14日 22時) (レス) id: 3ad010e2d7 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いです続きが気になります (2018年1月14日 19時) (レス) id: a0f0eca40a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちねん ぴかるん | 作成日時:2018年1月7日 14時