余命宣告＿Alan

story17 ページ17

広臣 side




病院




コンコン




『…はい。』





やっぱり、亜嵐元気ないな





広臣「亜嵐ー、入っていい？」





『お、臣くんっ？』





亜嵐とは、昔から仲がいい。


服が大好きな亜嵐だから、


結構、2人で買い物に行く。


なんか、弟みたいな存在。


だから、みんながいない時は「くん」付けでタメ





広臣「大丈夫かー？」






『う、うん！臣くん、仕事は？大丈夫なの？』






広臣「亜嵐、俺の心配より、自分の心配しろよ？」






『もう、いいよ。俺の、人生終わりだし…もうそろそろ、GENE解散って、ニュースで「「バシッ」」…痛っ、何するの！？』







広臣「GENEは解散しない…いや、解散させない。今、NAOTOさん達が、説得に行ってる。」






『………』






広臣「だから、お前死ぬとか言うな。あいつら、亜嵐がいないと、駄目だろ？」






『……お、臣くんっｸﾞｽｯ、俺、俺さ…みんなに、結構…酷い事言ったｸﾞｽｯ、ｳｯ…』






俺は、亜嵐が泣いた所を久しぶりに見た。


多分、責任とか多くていろいろ悩んでたんだな。


相談に、のってやれなくてごめん。





広臣「大丈夫。いっぱい泣け。」





『ｳﾜｧ-ﾝ、ｸﾞｽｯ、ｳｯ…』





それから、泣き疲れたのか亜嵐は寝てしまった。





広臣「亜嵐、ちょっと水買ってくるね」





『…Zzz』

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