67話 ページ20
久しぶりのセーラー服に腕を通しす。
この際、羞恥心など忘れた者勝ちだと思う。
黒の衣に白一点。腰に刀。
さぁ、靴下を履いて‥‥
足を椅子に乗せたその時
「榊A。迎えに‥‥」
「あ。」
さぁ、どうしよう。目の前に現れたのは黒霧。
それはいいのだが
「見えましたよね？」
「‥‥‥‥」
「み え ま し た よ ね？」
「‥‥‥‥はい。」
そう、立った位置が悪かったのだ。
足を上げたA。スカートを履いているので中が見えてしまったのだ。
まぁ、オーバーパンツは履いているのだが‥‥
「すみません。」
「いや、オーバーパンツ履いてるんで大丈夫ですよ。」
「お面、取ってください。」
「わかりました。‥‥どうぞ。」
「ありがとうございます。」
狐のお面を顔につけ、靴を用意する。
「準備はいいですか？」
「はい。」
そう言って、黒いモヤへと飲み込まれる。
さぁ、敵へとなる時間。
切り替えなくちゃ、心がもたない。
そんなことを思ってる間にもう着いた。
「やぁ、A。ちゃんと腹いっぱい喰えよ。」
「うん。そのつもり。」
「髪‥‥いつもと違う。」
「バレちゃダメだからね。
家でアイロンかけてきた。」
「‥‥職場体験、途中じゃないのか？」
「今日は早めに終わったの。昨日は遅かったけど‥‥‥‥。今日はサイドキックの方が夜の見回り。」
「そうか。ヒーローも暇なんだな。」
「‥‥まぁ、そうなのかもね。
‥‥ところで、彼は？」
少し遠くなった背中を目で追いかける。
「彼？」
「ほら、今飛んでる人。」
建物と建物を今日に飛び移る菅田はまるで忍者の様だった。
「あぁ、悪党の大先輩だよ。」
「‥‥‥‥あ、ヒーロー殺しか。」
悪党、大先輩 という単語に一人の名前を思い出した。
「さぁ‥‥
大暴れ競走だ。
あんたの面子と矜持潰してやるぜ大先輩。」
その言葉と同時に、黒霧がワープゲートを開き
脳無が３体出てくる。
記憶を忘れてしまったAは脳無ことなど覚えているはずもなく
「何これ気持ち悪。」
と言うだけだった。
脳無が保須の中心へと着き、暴れ出すと
ヒーローがそれを食い止める。
しかし、実力のある差もありヒーローが手こずっているようだ。
まちは地獄絵図へと化し、建物の崩壊に火災。
死傷者も出てくる。
(‥‥そろそろかな？)
さぁ、ここからは私の出番。
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雪麗（受験生）(プロフ) - ドキドキしてくださってありがとうございます！！応援ありがとうございます！更新頑張ります!!!!!!! (2017年7月24日 8時) (
レス) id: 21d87858eb (このIDを非表示/違反報告)
詩人 - し。しがらきがでてくるとわ、、、！！すごくドキドキです！！続き、頑張ってください！ (2017年7月23日 11時) (レス) id: 600a3b2602 (このIDを非表示/違反報告)
雪麗（受験生）(プロフ) - 雪猫さん！ありがとうございます！これからもドキドキハラハラできるように頑張ります！！ (2017年7月23日 5時) (レス) id: 21d87858eb (このIDを非表示/違反報告)
雪猫 - ドキドキハラハラ！とても面白いです！更新頑張ってください！ (2017年7月23日 0時) (レス) id: 3836a6783c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2017年7月13日 20時
