【鬼滅の刃】短編集・○○部屋とか色々！その伍

◆好きな体の部位【黒死牟】 ページ5

※夢主は鬼で黒死牟の恋人です！


《相手の好きな体の部位を言わなければ出られない部屋》









『これはまた随分と変わったお題ですねぇ……('';)』



お題が書いてある貼り紙を見ながら呆気にとられているのは黒死牟の恋人であるゆりだ。
彼は隣で無表情のまま貼り紙を見ている。



『でもまぁ、難しいってわけじゃないですよね！』


「ああ……そうだな。」


『じゃあ私から言っていいですか？』


「……(ｺｸ」


『私はですね、黒死牟さんの目が好きです！』


「………目？」



予想外だったのか、黒死牟は目を少し見開いた。



「六つも目があるが……不気味だとは……思わないのか？」


『全っ然！私は大好きですよ！』


「……そうか。」



ゆりは本当に自分の目を好いてくれているのだとわかり、黒死牟はほっとしたような嬉しいような気持ちになった。



『黒死牟さんは？私のどこが好き？』



瞳を輝かせながら聞いてくるゆり。



「私も……お前の……瞳が好きだ。」



ｶﾞﾁｬｯ



『え？』



ゆりも先程の黒死牟のように意外だな、驚いた表情をしている。



『瞳、ですか？』


「ああ……。
私の瞳よりも……とても綺麗で……美しいと思う。」


『えっ、ええ！？/////』



ゆりの頬が一気に赤くなった。



「どうした……？
何か……気にさわること……言ったか……？」


『い、いいえ！/////』



彼にこうも直球に褒められたことがほとんどなかったため、ゆりの赤面は止まらなかったのだった。









※ゆりは扉が開いたことに気づかなかったそうです！

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