続き【霞柱・蛇柱・風柱・岩柱】 ページ3
(ＮＯside)
任務の報告をお館様にするため、柱が四人揃って産屋敷邸へとやって来た。
岩柱の悲鳴嶼行冥、風柱の不死川実弥、霞柱の時透無一郎、蛇柱の伊黒小芭内だ。
いつものように庭の方へと向かうが、一番前を歩いていた悲鳴嶼が足を止めた。何事だと三人は問いかけるが、すぐに悲鳴嶼によって物陰に引きずられた。
実「何なんだァ、悲鳴嶼さんよォ！」
蛇「いきなり何をするんだ。」
無「報告に行かないんですか？」
悲「お館様が誰かと話をしている。
話を遮るのは良くない。暫し待とう。」
数珠を鳴らしながらそう三人に言った。
無「あ、ゆりと話しているみたいだね。」
悲「時透、盗み聞きはよくないぞ。」
物陰から顔を出して覗く無一郎をやんわりと注意する悲鳴嶼。
蛇「あぁ、甲の隊士か。」
実「あの野郎ォ、お館様の隣に座りやがってェ……。
一体何様のつもりだァ？」
それに続くように伊黒と実弥も物陰からお館様とゆりの様子を伺う。あまり注意しても意味はなさそうだ。
(実弥に関しては結構お怒りのようだ。)
『二人きりの時は昔みたいに名前で呼んでくれないかな。』
『あ……ええ！？
か、耀哉さん……/////』
『ふふ、ありがとう。』
四人が隠れているところとお館様とゆりがいるところはそれなりに距離はあるが、物静かな場所のため、会話はしっかりと聞こえてくる。
無「あっ、頭撫でてる。」
蛇「……何となくだが、察することはできるな。」
お館様がゆりに向けている眼差しは自分達隊士に向けているものとは違った。
まるで恋人に向けるような眼差しだと伊黒は気づいたのだ。
実「どういうことだァ？」
悲「これは他言無用だな。」
実「はァ！？何でだよ悲鳴嶼さん！」
悲「……空気を読め不死川。」
悲鳴嶼の威圧のある言葉に三人は頷く。
(無一郎はあまり意味がわかっていないようだが…)
結局今回四人の柱が見たこと、聞いたことは誰にも伝えられることはなかったそうである。
◇無防備に寝てみた！� 擇�まぼこ隊】→←◇今でも…【産屋敷耀哉】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花夜 - そろそろ理性が飛んでくところだったよおお(-_-;) (2021年12月5日 14時) (
レス) id: e55d206be3 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - 降魔さん» いえいえ大丈夫ですよ！むしろ教えてくれてありがとうございます！さっそく修正します！ (2020年10月26日 18時) (レス) id: 1f745dcfc5 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - あ、凄い上からな言い方になってしまった…； すみません！m(_ _；)m (2020年10月26日 18時) (レス) id: 0646a3f0ae (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - 「said」となっているところ、正しくは「side」ではないでしょうか。「said」だと、「say」(言う)の過去形の意味になってしまいます (2020年10月26日 18時) (レス) id: 0646a3f0ae (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - しゅーくりーむ＜^・^＞さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね！ (2020年6月20日 10時) (レス) id: 1f745dcfc5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：八重桜 | 作成日時：2019年11月10日 9時
