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1話 ページ3

おそ松said

ぼくはおそ松。

ん?原作のぼくと違うって?

仕方ないじゃないか。

貧乏なんだから。

給食費とかも、補助金だし。

中学受験で合格したら、奨学金で行くことになる。

そんな不安を抱えて、新しいクラス表を見ていたら……。

6年3組にぼくの名前があった。

1組にはチョロ松っていう金持ち野郎がいて、2組には、チョロ松の双子の兄のカラ松の名前があった。

ぼくは……コイツら二人と、5年のトド松って男が嫌い。

だって、欲しいものは何でも買って貰えるから!

ぼくなんて、1つも買って貰えないから。

「あ、ボク2組だ!」

「俺は1組!」

「ん?あれ、おそ松じゃないか?」

「ん?本当だ。」

ゲッ!早速見つかった!

ぼくは逃げようとしたけど、学年一足の速いチョロ松に捕まってしまった。

「離せよ〜!」

「うわっ!ほっそ!」

「おい!チョロ松。ダメだろ!そんなこと言ったら!ボクたちを見る目がドンドン悪くなる!」

カラ松って奴は……良い奴なのかな?

「大丈夫か?ごめんな?うちのお調子者野郎が!」

ベシッ!

カラ松がチョロ松の頭を殴る。

「いってー!?何すんだ!」

「謝れよ!おそ松に!ボクは同じクラスになったことがあるんだよ!だから、おそ松が実は傷つきやすい奴だって事も知ってんだよ!」

「!?ごめん……、俺…口が悪いから…こんな性格だから…。」

チョロ松……。良いよ。ぼくなんか、すぐ死ぬんだしさ。

謝んなよ。

ぼくは黙った。

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作者名:星野夜空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2019年3月5日 16時

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