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灰崎は遠くに飛ばされたボールに向かって走る。
チームメイトたちは祈っていた。
走るスピードを加速させながらボールを追った灰崎は足を伸ばす。
タッチラインギリギリでボールを残した。
鬼道は灰崎の走りを計算しタッチラインに向けてパスを出したのだ。
灰崎は体を起こし再び走る。
折緒と佐曽塚は灰崎を信じて走り出す。
灰崎「『デスゾーン』開始。」
灰崎が宣告すると三人は宙を舞い身体を回転させ三角形のオーラをボールに力を溜めてシュート。
木戸川清修のＧＫは『デスゾーン』に叩きつけられゴールに入った。
４ー３で星章学園の逆転勝ち！
星章学園のメンバーは勝利を喜び合っていた。
灰崎がメンバーと勝利を喜んでいる姿を鬼道は見て思う。
鬼道「灰崎、やっとなれたか。星章学園の真のエースストライカーに。これがお前が闇から抜け出す第一歩となるだろう。」
アナウンスが今回のMVPが灰崎だということを伝えると観客たちも盛り上がった。
灰崎がピッチから去る姿を鬼道と豪炎寺は見届けた。
豪炎寺「灰崎凌兵か・・・面白くなってきたな。」
豪炎寺は鬼道の元へ歩み寄る。
鬼道「いい試合だった。」
豪炎寺「あぁ。あの子に頼まれたしな。」
鬼道「あの子？」
豪炎寺「暁月希空だ。」
鬼道「！？」
鬼道は希空の方を見ようと観客席を見るが彼女の姿はそこになかった。
豪炎寺「３日前に言われたんだ。『灰崎くんの心を変えてくれないかな？』って。」
鬼道(灰崎の闇を知っていたのか・・・昨日、星章学園に来たのもそれを知って・・・)
鬼道の今回の作戦は希空が言った言葉を理解した上で考えた作戦だ。
灰崎の心を、闇から光へ変えるための。
豪炎寺「不思議な奴だな・・・初めて会ったはずなのに・・・何故か信じてしまうんだ。」
鬼道「ふっ、奇遇だな。俺も希空自身を信じてしまった。」
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うさＰ - ありがとうございます！たくさんの方に読んで貰えて嬉しいのです！リクエストしたい内容や質問したいことがあったら感想欄に書いて下さいませ！ (2020年2月13日 0時) (
レス) id: cf22f81012 (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - はじめまして、円堂天利です！続編の方を見つけてきました！まだ途中までしか読めていませんが、とっても面白かったです（謎）！更新頑張ってください！（続編） (2020年2月11日 16時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさP | 作成日時：2020年1月21日 0時
