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・・・
灰崎「ククク・・・乗ってきたぜ！」
灰崎は鋭い瞳で笑っていた。
鬼道が言っていたことを思い出す。
鬼道「お前が何のためにサッカーをやっていようと関係ない。俺が求めるのは最高のサッカーだ。」
しかし、灰崎の求めるサッカーは・・・
灰崎「俺だってお前なんざ関係ねえ。俺が求めてんのは敵をぶっ倒すサッカーだ。」
希空「・・・。」
灰崎「復讐のためにな！」
『フィールドの悪魔』は厳しいマークを潜り抜けドリブルをしながらゴールへ向かう。
木戸川清修は灰崎に備えて連携を固める。
鬼道は背後に回り連携を崩そうとするが木戸川清修の選手がそれを阻止する。
灰崎は走る速度を落とさず冷静に状況を観察する。
灰崎はボールを蹴り出す。
向かった先はゴール・・・ではなく右サイドにいた折緒だった。
折緒は灰崎がパスをするとは思わなかったが目の前の相手のＧＫを見て高くジャンプする。
折緒「『スペクトルマグナ』！」
必殺シュートは光の塊とともにゴールのネットを突き刺した。
折緒「しゃあ！」
シュートが決まった折緒はガッツポーズをして仲が良い佐曽塚と手を合わせる。
これで２ー１の一点差。
折緒と佐曽塚の視線の先には背を向けてポジションへ戻る灰崎の姿。
佐曽塚「灰崎、あいつ・・・」
佐曽塚は灰崎の存在を頼もしく感じた。
明日人「灰崎、なんか今までと違う！」
観客席で見ていた明日人も灰崎の新たなプレイを楽しそうに見ていた。
野坂「始まったね。」
一連の流れを読んだ野坂はそう呟く。
豪炎寺「灰崎に新たな道を示したということか。『ピッチの絶対指導者』その名のとおりだな。それに。」
豪炎寺は鬼道の作戦に感心しながら星章学園側の観客席を見た。
そこには面白そうに微笑む希空と目が合う。
鬼道「すべては・・・ここからだ。」
『フィールドの悪魔』灰崎はこの試合で復讐という闇から抜け出そうとする。
希空「これが彼の新たな１ページ・・・本当の光を掴む物語だよ。」
希空は嬉しそうに試合を観る。
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うさＰ - ありがとうございます！たくさんの方に読んで貰えて嬉しいのです！リクエストしたい内容や質問したいことがあったら感想欄に書いて下さいませ！ (2020年2月13日 0時) (
レス) id: cf22f81012 (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - はじめまして、円堂天利です！続編の方を見つけてきました！まだ途中までしか読めていませんが、とっても面白かったです（謎）！更新頑張ってください！（続編） (2020年2月11日 16時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさP | 作成日時：2020年1月21日 0時
