星章学園の闇 ページ19
・・・
灰崎は次の対戦相手である木戸川清修に向けての練習にも行かず一人のんびりの木の下で眠っていた。
星章学園で目立たず気持ち良く眠れる場所は灰崎の気に入っている場所だった。
そよそよと優しく吹く風は灰崎の長い髪を流す。
灰崎「・・・茜。」
仲が良かった少女の名前を呟く、
すると、灰崎の頬に何かが落ちた。
灰崎「んだよ・・・」
それを指で取る。
それは淡い青紫色の花弁だった。
その花弁を見つめていると風に乗って優しい香りが広がる。
香りがする方向を見るとそこには美しい少女が青紫色の花を持って立っていた。
灰崎「お前は・・・雷門の新しい選手か。何で星章学園にいんだよ？」
灰崎が質問しても口を開かずただただ彼を見つめるだけ。
風が強く吹く。
花弁が彼女の周りに舞う。
その美しい光景に灰崎は見惚れていた。
さらに風が強く吹き荒れると彼女の姿はどこにもなかった。
灰崎「！？」
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夕方。
灰崎は幼馴染の見舞いのために病室へ向かった。
そこにはいつも通り無表情で車椅子に乗って窓を見る茜の姿だった。
けど、茜の手には花が握られていた。
その花は希空が持っていた花と同じ花だった。
茜の腕には可愛らしいミサンガを付けていた。
灰崎「茜、その花とミサンガは？」
茜に言っても彼女は答えなかった。
病室の前を通りかかった看護師に聞いた。
看護師「あの花とミサンガ？知らないけど私が病室を訪ねたときには既に持っていたわよ。花を花瓶に入れようとしても離してくれなかったの。」
茜を見るとミサンガと花を大事そうに持っていた。
翌日に学園へ登校すると園芸部がその花を持っていた。
園芸部に話しかける。
園芸部は灰崎にビビりながらもその花の説明をした。
花の名前はツルニチニチソウ。
花言葉は「楽しき思い出」と「幼馴染」
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うさＰ - ありがとうございます！たくさんの方に読んで貰えて嬉しいのです！リクエストしたい内容や質問したいことがあったら感想欄に書いて下さいませ！ (2020年2月13日 0時) (
レス) id: cf22f81012 (このIDを非表示/違反報告)
円堂天利(プロフ) - はじめまして、円堂天利です！続編の方を見つけてきました！まだ途中までしか読めていませんが、とっても面白かったです（謎）！更新頑張ってください！（続編） (2020年2月11日 16時) (レス) id: 4b53f6d2dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさP | 作成日時：2020年1月21日 0時
