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A「え?地図には載らない場所?」
白濱さんの言ってる意味がわからない。
地図に映らない場所なんてあるの??
1人で色々考えてると
窓から見える景色が木でいっぱいになっていた。
…森??
そんなことを考えてると
白濱さんが"そろそろかな"って呟いた。
A「え?」
白濱「スマホ、見てみてください。」
そう言われて素直にスマホを見る。
…何も変わってませんけど??
私のそんな心の声が顔に出てたのかまた鏡ごしに目があって笑われた。
白濱「地図アプリ、開いてみてください。」
ちょっとニヤニヤしながら言われる
渋々、地図アプリを開く。
A「っえ??」
…真っ黒
充電が切れたのか、なんて思って一度電源を切ってまた開いても画面は真っ黒のままだった。
私が呆然としてるのを感じたのか白濱さんは喋り出した。
白濱「これでどこに向かってるかわかったでしょ?」
…は?
開いた口が塞がらない。
クイズじゃないんだから分からないに決まってるでしょ。
ちょっとイライラしたのが顔に出てたのか白濱さんはまた喋り出した。
白濱「GPSも追いつけないようなところに行くんですよ」
いや、意味がわからない。
A「…結局どこなんですか」
呆れながらにそう聞くと白濱さんは片方の口角だけあげて
白濱「行けばわかりますよ」
そう、つぶやくような声で言った。
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AiRI(プロフ) - 初めまして!このお話大好きです!これからも頑張ってください!応援しています! (2020年5月12日 21時) (レス) id: 5b08b0da4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱぱんだ | 作成日時:2019年8月25日 1時