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パニックの私を面白そうに見てくる私のと思われる背後霊
『なんで私に背後霊が…?』
重「さぁー。…気づいたらここにおったからわからんなぁ。」
少し言葉を濁した後に彼はフワリと私の目の前に降りて
重「なぁ、…覚えとらんの?」
お互いを見つめ合う状態でそう言った彼の笑顔は
いつのまにか消えていて
真剣な表情で私の目を見てくる
『えっ?なんのこと?』
真っ直ぐな視線に耐え切れずにおもわず目をそらす
覚えてる?でも彼と会ったのは今日が初めてな…はず…
私が困った表情をしていたのがみてとれたのか
重「あぁ、気にせんとって。」
目を合わせると、彼は元の笑顔に戻っていた
重「あっ!なんて呼んだらええん?俺は、シゲとか、シゲちゃんとか、シゲコロリンとか…あっ!大毅でもええy『シゲにしとく。』」
『私のことは、Aって呼んで。』
重「わかった!Aな!よろしく!」
大毅オススメやったのに…と言ってたのは無視しよう笑
もっと色んなこと話したかったけど、その前にお医者さんと刑事の方が入ってきて
気づいたらシゲはいなくなってた
消えられるのかな…それとも瞬間移動?
そんなことを思っているのもつかの間
刑事「ちょっとお話してもいい?」
『はい。』
刑事「黒ジャージ通り魔事件の事なんだけど…」
黒ジャージ通り魔事件。
そのまんまの意味で、私はその通り魔に命を奪われかけた
被害者で唯一生き残れたのは私だけらしい
刑事「事件の日に何があったか覚えてる?」
私は、なるべく事細かく刑事さんに事件の日のことを話した
刺された後の記憶がないことも
刑事さんは、通り魔の目星はついているらしく
刑事「ニュースは見ない方がいいかもしれない。まだ、少し君には刺激が強すぎると思うからね。」
そう言って、急ぎ気味で病室を出て行った。
事件の報道なんて別に見たくもなかったし
率直に言ってもう関わりたくなかった
1年たった今でもこの事件の報道は見ていない
『はぁ…。』
ベットに身体を倒すと
重「大丈夫?」
いつのまにかシゲが戻って来てて心配そうに顔を見てくる
『うん。でも少し疲れた。』
重「そっか…。もう寝るん?」
『そうしようかな。』
重「そっか、おやすみA。」
返事をしようと思った頃には私はもう夢の中
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もんもん - 返信早くに頂いていたのに気づくのが遅くてごめんなさい!(T_T)ご丁寧な返信で嬉しかったです(^^♪ (2018年1月9日 23時) (レス) id: 7d5e54c845 (このIDを非表示/違反報告)
もんもん - お返事ありがとうございます!!楽しみに待ってます!柚菜さんのペースで大丈夫ですよ(´▽`*) (2018年1月9日 23時) (レス) id: 7d5e54c845 (このIDを非表示/違反報告)
柚菜(プロフ) - もんもんさん» コメント、リクエストありがとうございます!ヴァンパイアですか、怖い小説は大好きです笑もし、良いストーリーが浮かんできたら、是非書きたいです(^^)いつ書けるかは、わかりませんが、それでよければ!!! (2018年1月4日 7時) (レス) id: fc49486ae6 (このIDを非表示/違反報告)
もんもん - ヴァンパイアが出てくるちょっと・・・かなり?怖めっていうか、逃げられない怖さみたいなのをキャストがジャニストでお願いします!(無理であれば構いません。)年明け早々お邪魔しました。 (2018年1月4日 0時) (レス) id: 7d5e54c845 (このIDを非表示/違反報告)
もんもん - 泣ける話ですね。私、こういう過去の事件・事故絡みの小説が大好きで、なんかオーダーメイドで小説を書いて頂けている気分です(笑)これからも更新頑張って下さい!応援してます。あの、新しく小説を書いて頂く事は可能ですか?リクエストをお願いしたいんですが。 (2018年1月4日 0時) (レス) id: 7d5e54c845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚菜 | 作成日時:2017年11月24日 22時