日常【石川祐希】【柳田将洋】

29石川 ページ32

石川「新婚旅行どこにしたい？」

A『え、急だね、行けるの？』

のんびりしていた休日、ふと祐希からそんな話を持ち出された

規模としては小さかったけど、結婚式を上げた私たちは新婚旅行なんて行ってる暇がなく引き伸ばしにしたままだった

石川「行けるよ(笑)試合もとりあえず落ち着いたし監督とかに話したらいんじゃない？って」

A『そっか〜じゃあ山内さん達も行くのかな？』

石川「じゃないかな？」

同じくらいに結婚した山内さん夫婦も新婚旅行に行きたいけど行けない、と話をしたことがあった

A『へ〜じゃあいい機会だし行こっか、時差ボケそんなに無いとこがいいな』

石川「時差ボケ(笑)Aって英語話せるんだっけ？」

A『中学英語くらい』

石川「じゃああえて国内でもいいかもね」

A『ダメだよ！まだ結婚しましたって言ってないんだから！』

石川「Aがまだダメって言ったんじゃん」

A『だってその時はまだ試合も残ってたし、これからオリンピックとかもあるわけだし...』

石川「Aさ、俺に支障が出ると思ってためらってる？」

A『まぁはっきり言ってしまえばそういうことになります...』

石川「はぁ、じゃあ俺もはっきり言うけど」

A『っ...はい...』

石川「俺は堂々と奥さんがいますってちゃんと言いたいし奥さんにも俺が旦那って堂々としてもらいたい！」

A『はぁ...』

石川「こんなに自慢の嫁がいるんですって言いたいの！」

A『ほう...』

石川「ちゃんと聞いてる？(笑)」

A『聞いてるよ(笑)』

石川「Aは俺が旦那って知られるのはいや？」

A『何言ってんの？！どう考えても自慢の旦那さんでしょーが！』

石川「それはそれで照れるな...」

A『そこは自信もって(笑)』

ありがと、と言いながら少し顔が赤くなってる祐希はソファーに置いてあるクッションに顔をうずくめた

A『発表、するならちゃんとね』

石川「わかってる、噛まないようにしないと」

A『絶対噛むし(笑)』

石川「ひでー(笑)」

祐希はクッションを置いて椅子に腰かける

石川「ねぇ結婚しますって言った後ってほかなんか言うことある？一般人女性ですとか？」

そう言いながら一生懸命チラシの裏にメモをとる彼はなんだか可愛らしくて...

今更だけど

A『結婚してよかった』

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次回も石川選手です！

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