14 石川 ページ16
ピーッ
体育館に試合開始の笛が鳴り響く
今日は学校の球技大会で開会式が終わりそれぞれのコートで試合が行われている、実際私の出番はまだ先だけど本命のためにもう友達と体育館に来ていた
そう、本命
男子バレー部の石川祐希君
同じ学年だけどクラスは違う階のためこういう行事ごとがないと会う機会は少ない
だからこそ友達にもお願いしていい場所を確保した...つもり
応援ベンチには石川君と一緒のクラスの女子が目をハートにしながら応援している
まわりもそんな感じで1試合目から決勝みたいな雰囲気、相手の2年生が少し可哀想にもなる
友達「A！ちゃんと見てる？」
A『え？あ、ごめん、ぼーっとしてた！石川君決めた？！』
友達「ちょっとーーー、石川君今こっち見てたよ？」
A『えぇー、もっと早く言ってよ！』
嘘、ちゃんと見とけばよかった
後悔しても遅くて既に石川君はこっちを見ていなかった
友達「それ、あげるんでしょ？しっかりしなよー」
それ、とはさっき自販機で買ってきたポカ〇スウェッ〇の事で石川君が試合終わったらあげようと思っていたのだった
あんまり話したことない彼にどうやってあげようかはまだ決めれてないけどどうやら競争率は高いようで...3年生の先輩なんて応援ベンチ座っちゃってるし...
そんなことを考えてまたぼーっとしていると
友達「ちょ！A危ない！」
A『ん？...ﾄﾞｺｯ』
あ、やったわこれ、ボールなんも見てなかった
石川君が決めたボールを相手が取ろうとしたらこっちに飛んできたようで、注意力散漫してた私が餌食になったのだ
友達「ねぇ！ちょっと！大丈夫？！」
A『大丈夫大丈夫、』
と体を起こして恥ずかしいから、と立とうとした瞬間フラッと倒れてしまいそうになる
あーー痛いやつだーー恥ずかしいーー
なんて思って覚悟を決めて目を閉じると痛い、という感覚とは逆になにかに包まれたような感触になる
石川「...っと...大丈夫？」
えっ、待って、好きな人にギュッとしてもらってる
この状態で？
咄嗟のことで判断ができない
石川「俺この子保健室まで連れてくわ」
え、いやどうやっt
次の瞬間体が宙に浮く
A『え......』
まわり 「「ザワザワ」」
石川君がおんぶしてくれてる？
石川「ごめん、ちょっと我慢してね」
そういいスタスタと体育館を出る彼
状況を呑み込めないそのまま
私は意識を手放してしまった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
次回も石川選手です
ラッキーアイテム
石川選手が寝転んで壊しちゃったイヤホン
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りんご(プロフ) - ちょこれえとさん» ありがとうございます！現役バレー部さんなんですね^^*リクエストお答えできるように頑張ります！ (2019年10月22日 16時) (
レス) id: 42b089050f (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと(プロフ) - あ、リクエストで、甘々な感じなのが見たいです！ よろしくお願いです笑 (2019年10月22日 15時) (レス) id: baaf4e78c6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれえと(プロフ) - いやぁ〜男子惜しかったですね！ 私は今バレー部なので、この作品めっちゃ好きです！頑張って下さい！！ (2019年10月22日 15時) (レス) id: baaf4e78c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご | 作成日時：2019年10月21日 10時
