第四十六話 親友 ページ5
真昼「Aさん!車守さんが…っ!」
倒れてる盾はピクリとも動かない。
小生は立ち上がった。
『吊戯……行っちゃダメなのに…』
ふらふらとおぼつかない足取りで前に進んだ。
真昼「Aさん!車守さんを早く救護室に…っ!Aさん!!」
『…すぐ戻るから大丈夫だよ真昼君』
小生は真昼に精一杯の笑顔を向けた。
真昼「やめてください!行ったら…」
真昼は唇を噛み締めた。
『盾のことよろしくね』
小生は後ろを振り向かず走った。
《f5に行け》
まだ間に合うかもしれない。
『吊戯が正気に戻ったらひっぱたいてやるっ!』
塔間さんは一体何を考えているのだ。
一体誰が得するのだ。
真っ白なC3中を走る。
こんな病室みたいな所。
厭だ。
嫌いだ。
「ナイス&ナイスだぜぇレイ!!」
声が聞こえた。
吊戯が壁に叩きつけられている。
『吊戯!』
「あ?なんだこの女?」
黒帽子を被った男が言った。
「コイツの仲間かァ?」
吊戯が駆け出す。
「元気だねェ兄ちゃん!!」
「どうぞそのまま三秒…」
『…ッ!』
兎の被り物をしている男が両手を四角の形にした。
バチン
『えっ……?』
体が…動かない…?
「ナイス&ナイスだぜレイ!!」
黒帽子の手から水が出て体が壁に当たる。
『うっ…ッ!』
水圧に叩かれた体が悲鳴をあげた。
吊戯「なんで来たの!?」
『来ちゃダメなのかよ…』
吊戯が黒帽子と兎に飛びかかる。
バチンッ!
『っ!?停電…?』
真っ暗になった。
『吊戯!…ぐっ…!!』
水が当たった。
吊戯「……ッ!」
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久蝶寺サツキ(プロフ) - かなとさん» ありがとうございます(*^_^*)更新頑張ります(><@) (2016年10月5日 21時) (レス) id: 8f8b564dae (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 久蝶寺サツキさん» 良いですね。更新よろしくお願いします♪ (2016年10月5日 21時) (レス) id: 0239583f3f (このIDを非表示/違反報告)
久蝶寺サツキ(プロフ) - かなとさん» 読んでますよ〜(*´▽`*) (2016年10月5日 21時) (レス) id: 8f8b564dae (このIDを非表示/違反報告)
かなと(プロフ) - 久蝶寺サツキさん» 月刊コミックジーン読んでるんですか?(小さな疑問) (2016年10月5日 21時) (レス) id: 0239583f3f (このIDを非表示/違反報告)
久蝶寺サツキ(プロフ) - かなとさん» コメントありがとうございます(*´▽`*)作者も続きを書くのが楽しいです(^^*) (2016年10月5日 21時) (レス) id: 8f8b564dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久蝶寺サツキ | 作成日時:2016年8月23日 22時