C3の戦闘員は吊戯に追いかけ回されている【2】【SERVAMP】 (ページ4)

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第四十五話　ついてくんな！ページ4

吊戯「Aちゃん！」

吊戯が小生に抱きつこうとして席を立ったので

机の下に隠れた。その際に本を机にしまったよ。

吊戯がおわっ！？と声を出す。

『抱きついて来ないでよね…全く……』

盾「………A、逃げたほうがいいぞ」

吊戯がニッコリ微笑みながら近づいて来た。

　

吊戯「その目つき！男みたいで格好いい！」

『小生は女だ！男じゃねぇ！』

ドアまで行くと外に出た。出たドアを外から抑える。

吊戯「え～？Aちゃんの反応すっごくオレのタイプなんだけど～」

『はっ(笑)あんたのタイプに合わせたこと一回もないんだけど～(笑)』

吊戯はドアを開けようとする。

小生はドアを抑えようとする。

ガタガタとドアの音が廊下に響く。

壊れるんじゃね？

ガキッ！

……思ったそばから…壊れたよ。

弓「ドア弁償しろよ」

吊戯「Aちゃんのことさ！もっと知りたい！」

『うっわ変態だー』

廊下をダッシュ。

駆け抜けていく。

吊戯「まともに話し合おうよ～」

『話し合ったら拉致があかねぇよ！ついてくんな！』

階段を駆け下りる。

すれ違う教師がお前ら走るなと言う。

吊戯を見るとヘラヘラ笑いながら話してる。

吊戯「いや～Aちゃんの追いかけっこにオレが協力してあげ」

『追いかけっこしようなんて言ってねぇよ！！』

吊戯「あぶない！」

『えっ？』

階段から足を滑らしてしまった。

『……ッ！』

手すりに捕まろうとしたが、手すりの代わりに空を掴んだ。

ダンダンダンッ！

階段から落ちた。

吊戯「………大丈夫？」

『……？…吊戯…！？』

吊戯が下敷きになっていた。

吊戯「ふはー。あっぶない危ない(笑)」

盾「吊戯！…！？お前ら大丈夫か！？」

吊戯は盾に心配ないよーと言った。

『…なんで助けたの？今のは小生の不注意なのに』

吊戯「ん？女の子がケガしたらみんな嫌でしょ？だから」

吊戯は先に立ち上がり、小生に手を差し出した。

……友達になろっかな。

小生は吊戯の手を掴んだ。

ぐいっと引っ張られ、小生は立つ。

吊戯「友達だね♪Aちゃん」

『…友達だな吊戯』

助けてもらった恩は必ず返すけど。

まずは友達から始めないと。

それが追いかけ回される始まり。

(オレやっぱ腰うったかも～)

(にしては元気だな)