C3の戦闘員は吊戯に追いかけ回されている【2】【SERVAMP】

第五十一話　生きるのはもういい ページ17

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Aは吊戯の体を抱き締めたまま沈んでいた。



そこに“憤怒”がやってきて二人を担ぎ、救出した。



吊戯もAも目を覚まさない。



吊戯「ごふっ…ん゛…げほっ！げほっ、う゛え゛！はひゅっ」



『………』



吊戯が息を引き返し、盛大に蒸せた。



憤怒「生きてる…よかった。大丈夫よ…水を吐いて…



こっちの人は…？」



憤怒がAを見るが目を覚まさない。



その時、Aの肩がぴくりと動いた。



『ゲホッ！ゴホッ…ゴホッ！ゲホッ！』



憤怒「よかった…」



憤怒が一息ついた。



吊戯「な…なんで…？」



憤怒「？」



吊戯「…なんで？なんで？もういやだよ！生きるのはもういい！もういいよ！



もう帰る、生まれる前に帰る！！かえして…かえしてよ…！！」



『ゲホッ…つ……るぎ』



Aが歯を食いしばる。



『小生だって生きたくない！ゴホッ、生きることに、なんの意味も無いのに…


・
私だって生きたくないよ！辛い思いを背負いながらなんて…』



吊戯「もう…」



憤怒が二人を抱き締めた。




吊戯「えっ…？だれ…あっ…あっ…おかあさん…むかえにきてきれたの




おかあさん、どこにいたの…こわかったよ…さびしかったよ…ねえ…だきしめて…」




『かあさん…？そんなはずないよ…だって、だって…う…ううぅ…」




「『ああ…あ、ああああああああ』」




二人の精神が子供にかえった。

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