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ごめん、ごめんと謝った声を聞いている中
ぐらりと視界が揺れ始めた
｢…あれ…めぐ…｣
｢康二っ…！！｣
遠くで、泣き叫んだ声がした
そして…体に微かに鈍い重みを感じた
ドサリ
｢っ…ううあ…？｣
どこか間抜けな誰かの声で、意識が戻る
｢…めぐ、きゅん｣
目の前には、さっきまでの俺みたいにぼろぼろと涙を零している彼
片手にはオレンジの風船が繋がった紐をぎゅっと握っていた
｢康二…よかった、よかった…生きてた…｣
｢…俺、死にかけたん…？｣
｢風船が浮いて…そんで、俺危ないって、思って…咄嗟に掴んだから…｣
泣きながら話す彼を、俺は抱きしめた
｢ありがとう、俺の事助けてくれたんやね？｣
｢康二…何で、俺死神だよ？それにこんな事した…許されないし、もう会えない｣
俺は、めぐきゅんの言葉に、更に抱きしめる力を強くした
｢もう会えへんなんて嫌や…なら、なら俺の事いっそここで送ってや…！なあ…どうせ俺長くなんてないんや、友達と…いや…好きな人と会えへんくなるなんて嫌や！！｣
｢康二…俺の事、嫌いじゃないの？雪村さんの事で恨んでないの…？｣
俺は、めぐきゅんの体から離れて、真っ直ぐに目を見つめて言った
｢大好き、愛してる…一目惚れやもん、蓮にずっと心奪われとった｣
｢俺も、康二の事明るくて可愛いなって思ってた、いや…それ以上に大好きだった…でも、康二を送っても俺のした事が許される訳じゃないから…会えないかもしれないんだよ？｣
そんな弱気に俺はならんって…蓮の言葉に、俺は首を横に振った
｢んーん、絶対会える！蓮が、俺の事見つけて？｣
｢…見つける、絶対見つける…また会おう｣
｢…うん、愛してるよ｣
俺が頷くと、今度は蓮が俺の事を抱きしめてキスをした
深くて、長いようで一瞬の時間
ふっと風を切る音が耳を横切ると、俺の意識はゆっくりと朧気になって
プツリと切れた
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空屋(プロフ) - Sa☆☆さん» 喜んでいただけて嬉しいです、続編にて話の解説をしていますので是非続編も読んでいただけると嬉しいです、またのリクエストお待ちしています (2019年6月4日 10時) (
レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
Sa☆☆(プロフ) - 太陽のクラウン、感動しました！誰のことか想像できてしまって涙が、、、 (2019年6月4日 8時) (レス) id: 0289ad8d0b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - こちらこそありがとうございます！！楽しみに待ってますのでよろしくお願いします！！ (2019年6月3日 17時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - ちゃむさん» ちゃむ様、2度目のリクエストありがとうございます！大丈夫ですよ〜！黒色でもストーリーの基盤を教えてくださったのはとてもありがたいです！今、話の量がかなり多くなってきたので、続編での制作になるかもしれませんが喜んでお書きします (2019年6月3日 17時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - だから康二くんが自分以外に興味を持たなければこんなに不安になったりしないんじゃないかと思い仕事終わり家に連れて行き……みたいな話で2作品とも康二くん受けでお願いしたいのですが大丈夫でしょうか？ (2019年6月3日 13時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空屋 | 作成日時：2019年5月29日 1時
