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Kj_side



その言葉に、ほかの演者もざわついた
今まで反抗した人間とかはいなかったのだろうか、異様な雰囲気がして
スノウは賛同でも否定でもない目で囲まれた



「文句あるのか?1度きりの失敗で、やりたかった夢から逃げるくらいじゃお前ら俺に負けるね、俺はテッペンまで行って、あの見下してくる奴らも!指をさして見てるだけの奴らも!全員…俺の事認めさせてやんだよ」


「…スノウ、お前…すごいと思うわ、何でそこまでできるん?怖くないんか?失敗したら…大量の批判が来るんちゃうんか」



「…はぁ、本当にお前って…まぁお前の言いたい気持ちくらい全部わかるけどさ、失敗が怖いかどうかや夢をどうするかは全部自分の中にしか答えはねぇぞ」



そう言って、スノウはリハーサルを始めてしまった
その後ろ姿を見ていると、自分の昔と重なった…
ひたむきにレッスンを受ける俺、周りは今の風景と全然違った
沢山の辛い事があるってまだ知らない時、俺はどれだけ真っ直ぐに進んでいただろう
これからの遠回りをどれだけ経験するか知らなかったからか



「あのぉ…」


「あ、貴方さっきの曲芸師の…」


「はい、よかったら本番も見てください…もうすぐですから」



少し自信を取り戻したのか、その人の顔には少し笑顔が戻っていて



「是非、最後まで見させてください」


「俺も!俺のステージも見てくれお客さん!」


「私のも!ここまで頑張ってきたの…!」



たくさんの演者に囲まれて、俺はいろんな人の背中を押しながら最前列で本番を見守る事になった



「Ladies and gentlemen!Welcome!!to…Twilight Circus Show!!」



軽快な音楽と共に、踊る演者に演奏する人、偉いさんの拍手とお客さんの拍手とで賑やかに始まったショーは順調な滑り出しだった

でも、いわゆる笑い者の端役達が出るとお客さんの笑顔はまるで獲物を見る鷹やライオンになった
途端に、さっきの曲芸師とダンサー達がミスをする



「おい!失敗したな!よくも中途半端な状態でショーをしたな…降りろ!ステージから降りろ!」



降りろ降りろの声に、萎縮する演者達
俺は負けじと声を出した



「…続けろ!今はお前らの時間や、お前らのショーやろ!最後までやれ、逃げんな!」



演者達はまた、俺の言葉でバトンやステッキを取り演技を続けた
呆気に取られてるお客さんたちを見てスノウはステージの袖からちらっと顔を出して小さく拍手を俺に送ってくれた

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空屋(プロフ) - Sa☆☆さん» 喜んでいただけて嬉しいです、続編にて話の解説をしていますので是非続編も読んでいただけると嬉しいです、またのリクエストお待ちしています (2019年6月4日 10時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
Sa☆☆(プロフ) - 太陽のクラウン、感動しました!誰のことか想像できてしまって涙が、、、 (2019年6月4日 8時) (レス) id: 0289ad8d0b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - こちらこそありがとうございます!!楽しみに待ってますのでよろしくお願いします!! (2019年6月3日 17時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - ちゃむさん» ちゃむ様、2度目のリクエストありがとうございます!大丈夫ですよ〜!黒色でもストーリーの基盤を教えてくださったのはとてもありがたいです!今、話の量がかなり多くなってきたので、続編での制作になるかもしれませんが喜んでお書きします (2019年6月3日 17時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - だから康二くんが自分以外に興味を持たなければこんなに不安になったりしないんじゃないかと思い仕事終わり家に連れて行き……みたいな話で2作品とも康二くん受けでお願いしたいのですが大丈夫でしょうか? (2019年6月3日 13時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空屋 | 作成日時:2019年5月29日 1時

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