END ページ37
iw_side
次の仕事の日、俺は楽屋で康二を待っていた
するとまた目黒と一緒に仲良さげに楽屋に入ってきた
｢おはよーございます！｣
｢おはようございまーす｣
ちゃっかり手を繋いでる目黒にも冷静に落ち着いたまま俺はいつもの椅子に座って、バレないように鞄から買った香水の入った袋を取り出す
｢おー、2人ともおはようピーマンでありま…｣
｢ごめん佐久間ちょっとどいて｣
俺は2人に挨拶しようとした佐久間を押しのけて、空いてた康二の左手を俺の右手で掴んだ
｢目黒、悪いけど俺の彼女から離れてな、用があるから｣
ぐっと康二を俺側に引き寄せると、机の上に置いてた袋の前まで康二を連れていく
｢ひ、照くん？どうしたんですか突然…｣
｢プレゼント、開けてみて｣
｢プレゼント…ですか？そんな急に…珍しいなぁ｣
んー？、と首を傾げつつも袋から香水の入った箱を取り出した康二は中を開けて驚いていた
｢…これ、香水っすか…？ルチアーノソプラーニ…ウオモ…？｣
｢つけてみろ、ちょっと個性的かもしらねぇけど｣
康二は腕に2回ほどスプレーして、匂いを嗅ぐ
しばらくすると、驚いたように俺の方を見た
｢これ、これもしかして…照くんと同じ…！？｣
｢そーだよ、…悪かったな最近構ってやれなくて、寂しかったろ｣
｢照くん…！俺ずっと悲しかったんすよ！これ買いに行ってたんすか？この間俺置いて舘様と翔太くんと行っちゃうから俺、ずっと一人ぼっちだったんすよ！もー…ほんま、ほんま…照くんにはかなわへんなぁ｣
｢それは俺も同じ、俺だって目黒に取られるんじゃないかって焦ってたし…嫉妬してた、ペアアクセとか聞いてないよ？だから何か一緒が良くて…でも、その…恥ずかしいから｣
俺の赤くなった顔を見て康二は満足そうに笑う
そのくらい俺らはお互いの事を待ってたんだろう
どっちも何かをされる事待ち、で進まなかったんだなって自分が情けないくらいにわかる
｢照くんっ、最高のプレゼントありがとう…俺幸せっす｣
あははって笑って、俺に抱きつく
何よりもやわらかい笑顔と独特の甘え方…
それに、俺と同じ香りがふわりと俺らを包んで
爽やかだけど、どこか癖のある大人な刺激感
フォーマルは少し俺らに似合わないだろうけど
こんな変わった雰囲気はきっと俺らを長続きさせるんだろうなって思いながら
優しく頬にキスをした
macaron_tower ab×kj[白]Re→←NEXT
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空屋(プロフ) - Sa☆☆さん» 喜んでいただけて嬉しいです、続編にて話の解説をしていますので是非続編も読んでいただけると嬉しいです、またのリクエストお待ちしています (2019年6月4日 10時) (
レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
Sa☆☆(プロフ) - 太陽のクラウン、感動しました！誰のことか想像できてしまって涙が、、、 (2019年6月4日 8時) (レス) id: 0289ad8d0b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - こちらこそありがとうございます！！楽しみに待ってますのでよろしくお願いします！！ (2019年6月3日 17時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)
空屋(プロフ) - ちゃむさん» ちゃむ様、2度目のリクエストありがとうございます！大丈夫ですよ〜！黒色でもストーリーの基盤を教えてくださったのはとてもありがたいです！今、話の量がかなり多くなってきたので、続編での制作になるかもしれませんが喜んでお書きします (2019年6月3日 17時) (レス) id: 8e09062377 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃむ(プロフ) - だから康二くんが自分以外に興味を持たなければこんなに不安になったりしないんじゃないかと思い仕事終わり家に連れて行き……みたいな話で2作品とも康二くん受けでお願いしたいのですが大丈夫でしょうか？ (2019年6月3日 13時) (レス) id: 89ba9725ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空屋 | 作成日時：2019年5月29日 1時
