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「吹奏楽部は月曜日を除く週6日活動しています。
また……」
今は部長さんが部活の説明をやっている間に大急ぎで楽器のセッティング中。
小さい声で
「ドラムどこおくのー?」
だの
「クラの譜面台足りない!」
だの大変だ。
部長さんが説明しつつもこっちを気にかけているのがわかる。
そんな感じでバタバタいそいでやって、なんとか説明が終わるまでにセッティングが終わった。
「今から演奏する曲は○○の×△という曲です。
途中サックスやトランペットのソロがあります!
よければ手拍子お願いします!」
そんな感じで今度は吹部のMC係が前に出てきて曲の説明。
そしてその人が戻って席につき先生が出てきて指揮棒を振り上げる。
「……ふう」
吹き終わった。
一応手拍子はしてくれたし良かったのかな?
あとは仮入部の時にどれだけもてなすかだっ!
そんな風に部活動説明会の吹部の出番は終わった。
その後部活についての基本的な校則が話されこの場は終了となった。
楽器は放課後片付けるためクラスの人と共に教室へ戻る。
「いやーつかれたなー。流石の上折さんでもつかれた」
「……だよな」
となりには絶賛疲れている顔をしている岩泉君がいらっしゃいます。
腰がバッキバキだよ。
ずっと座っていたからかなー。さっき上半身を軽く後ろにそらしたらバキバキっていった。
それにしても岩泉顔がやつれてるな。なんかあったかな?
ってきいたら
「隣にいた及川がなんか女子にずっとキャーキャー言われていて」
とかえってきた。
「おつかれさまでっす」
「お前のその明るい笑顔がムカつく」
間髪いれずにツッコミ。
「えー。私の笑顔をけなすなんてひどいな」
そう言いながら一つ気付く。
「ところで岩泉クン。及川はどうしたんだい?」
さっきの話を聞くと一緒に行動してたはずじゃなかったのか。
私がそう訊くと無言で一方向に顔を向けた。
そこには女子の真ん中を歩く及川。
なるほど。そういうことか。
「まあ岩泉には私がいるから安心しなよ」
「どういう意味で言ってるんだ」
「んー?どういう意味だろうね?」
「……それを俺が訊いてるんだろうが」
さっきよりも岩泉の顔がやつれてきたような気がした。
まぁ気のせいだよね?
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桔梗(プロフ) - 夜美のアリスさん» 有難うございます!プロフも見て下さり感謝です……。黒バス、ハイキューいいですよね! (2014年12月23日 19時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
夜美のアリス - 更新頑張ってください!プロフみました!黒子のバスケ&ハイキュー大好きです!かっこいいですよね! (2014年12月23日 19時) (レス) id: 3b4f32f475 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - ありがとうございます!!あ、トランペットさんなんですか!かっこいいですよね! (2014年8月24日 21時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
妃奈☆TP - 面白いです! 更新、頑張ってください♪応援しています(^・∀・^)/ あと、いらない情報なんですが、私、吹奏楽部でトランペットを吹いております(笑) (2014年8月24日 13時) (レス) id: cad065f25e (このIDを非表示/違反報告)
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