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そしてまた少したった後。がやがやと外が賑やかだ。

女子の声だからきっと吹奏楽部なんだろう。体育館は半面綺麗に空けておいた。

3年生かな?その先輩たちの話し声が聞こえる。


「やっぱり及川君、格好いいよ〜」


「だよねー」


「Aちゃんもそう思わない?」


俺、やっぱりモテてるなー。さっすがー。

そうニヤニヤしていたら岩ちゃんになんか睨まれたけど。

っていうか上折のその返答気になるんですけど。

なんか、妙に気になるっていうか。何と無く。


「……私あんましそういうのは」


うわぁ。かなり抑えたのかな。いつもならもっと罵倒してくるから。

いや、上折のあれは罵倒と言うよりはうーん。何て言うんだろう。

分かんないな。


「そういってぇ〜。あ、A、及川と同じクラスなんですよ!

このあいだなんか仲良さそうにしゃべってたですし」


そう思っていると確か1組の伊東夏帆ちゃんが何か言ってた。

って仲良さそうにしゃべってた?嘘。ないない。

あ、なんでさっきの子の名前を知っているかって?

俺の情報網をなめないでよね。って一人で胸を張ってたらまた岩ちゃんに睨まれた。

最近岩ちゃんが俺に厳しい気がする。なんで?

そう疑問を覚えつつもチラッと周りを見るとバレー部の先輩たちが


「美人だよなー」


「それであの少しおとなしめな性格でいいよなー」


と喋っていた。

?!

美人なのはわからなくもないがおとなしめな性格って。えー。

2年最初の日から俺に嫌みぶっかけてきた人が。おとなしめって。

あ、でも考えてみれば人見知りだからそう見えるのかもね。俺頭いいな。うん。


「先輩。この子の好きな人1組n」


そう思っているとまた上折の声が聞こえた。

でもなんか途中で止められ、見ると上方から頭をガシッと掴まれてる。

そして冷たい声音で伊東が一言。


「A。もう貴方とは話さない」


「いだい!えっ、ちょ、ちょっと?!ごめんってば。ね?」


「ねえ、夏帆の方が小さいのに私の頭つかめてるの?しかも上から」


その会話を聞いて岩ちゃんがボソッと呟いていた。


「……なんだろう。この自分を見ている感じは」


確かに伊東は岩ちゃんみたいだよな。と思った。

それと同時に元気そうで何故か安心した。

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桔梗(プロフ) - 夜美のアリスさん» 有難うございます!プロフも見て下さり感謝です……。黒バス、ハイキューいいですよね! (2014年12月23日 19時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
夜美のアリス - 更新頑張ってください!プロフみました!黒子のバスケ&ハイキュー大好きです!かっこいいですよね! (2014年12月23日 19時) (レス) id: 3b4f32f475 (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - ありがとうございます!!あ、トランペットさんなんですか!かっこいいですよね! (2014年8月24日 21時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
妃奈☆TP - 面白いです! 更新、頑張ってください♪応援しています(^・∀・^)/ あと、いらない情報なんですが、私、吹奏楽部でトランペットを吹いております(笑) (2014年8月24日 13時) (レス) id: cad065f25e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桔梗 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年8月14日 0時

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