【ハイキュー！！】高校で初めて話した彼女はどこか俺に似ていた。【及川徹】

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「うわっ？」


そう言い前につんのめってこけそうになる及川。

岩泉は私が結構これやってるから慣れてるらしく全然平気だ。


「帰ろうか？」


私は家でいろいろやらなきゃならないことがあるんだ！

部屋の片づけとか。

昨日やったんだけど終わらなかった……。

だから帰ってください。切実に。

あ、土にかえってもらってもいいよ？

それはひどいか。

流石にそう思い言うのをやめる。


「また明日」


そして手を振って家の中に入ろうとするところをまた呼び止められた。


「上折〜」


「……なに？まだ何かあるの？」


「そんなに怒らなくてもいいよ？

あ、そうそう。メアド教えて」


及川はそう言いカバンからスマホを出す。

ちょっとまて。

貴様は昨日会ったばかりの女のメアドが欲しいのか？

いやいや。そんなに及川と仲良くなってないし。


「なんで？」


でもそう訊いても


「何と無く」


としかかえってこなくて。

うーん、ここはダメっていうと面倒くさいことになりそうだな。

だから承諾した。偉いよ私。頑張った。


「いいよ。あ、でもメアド教えんのめんどいから岩泉私の持ってるでしょ？」


確かかなり前に交換した記憶がある。


「あぁ」


「だから岩泉から教えてもらって」


「りょーかい。ありがとね」


そう言って及川は笑顔で手をひらひらと振って岩泉と向こうの方に歩いて行った。

そのあとなんか及川が岩泉にいってけられていたのは見えたけど

何と言っていたのかは聞こえなかった。

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