【ハイキュー！！】高校で初めて話した彼女はどこか俺に似ていた。【及川徹】

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そして自己紹介が終わった。

どうしよう。クラスの人の名前全員覚えられていない。

はぁ、後で頑張って覚えておくか。

ため息をついた瞬間先生の声が聞こえた。


「これから席替えをするぞ。

あ、するっていってもだな、出席番号で男子女子で分けるだけだからそんなに変わらないがな」


ん？席替え？

そう思って前の方の席を見ると男子と女子の人数が同じ。

ということは隣の席は……。

偶然に偶然が折り重なりすぎだ。

図書委員のこともあって、席となりだし。

天は私を見離したのか……！

そして席が発表？され、移動になった。

移動はちょっとだけで楽だったが、私が移動するのに気が重い理由は隣の席の奴だっ！

なんで及川なんだよ！

そうして心のなかで愚痴っていたら岩泉が察してくれたようで


「ドンマイ。俺も及川が後ろだ。お互い頑張ろうな」


と言ってくれた。

うん。こいうときだけ無駄に性格イケメンだ。


「ありがと。頑張る」


私は頷いて返事をした。

岩泉が、なんちゅーか神に見えた。


そして問題は隣の席の奴だ。


「上折さんだよね？宜しく」


笑顔で挨拶してくる。

作り笑いだ。こいつの笑いは。

だから私も笑顔で。作り笑いでいった。


「宜しく。及川。

あと、上折さんとか私のキャラじゃないから上折でいいから」


「そっか。じゃあ上折、宜しく」


よろしく、ねぇ？

朝宜しくしたくないなんて言ったばかりだけど言っちゃったよ。

まぁ形式的な挨拶だし？

いいよね。それぐらい。

うんうん。



そうして私の高2の学生生活は、最悪のスタートで切ったのであった。

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