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「遅れてスイマセン」
私と研磨が体育館へ入ると他の部員はほとんど一箇所に集まっていた。
そして私の声が聞こえたらしい人が数人こっちを向いた。
「急いで」
そして誰かがいう。
あの声は副主将の海さんだ。
「でゴールデンウィークの合宿だが……」
そして静かにな監督が話し始めた。
「宮城でやることになった」
「宮城ですか？！」
誰かが声を挙げる。
宮城……。
ってどこだっけ。
九州だっけ。あれ東北？
そう迷っていたら隣にいた研磨が
「……A、宮城は東北」
と教えてくれた。
何で分かっていないと分かったんだろう。
これも研磨の観察眼のすごさというところか。
ていうか東北って
「遠くないですか？」
そういったら数人が私の方を向いた。
今更？とでも言いたげな視線が私に集まる。
その視線から逃げるように私はフイと横を見た。
すると長めの髪のスキマから私を見ていた研磨とばっちり目があう。
「わっ」
思わず声を挙げてしまい口を押さえる。
今度こそほとんどの人の視線が私に集まる。
私はうつむき顔を両手で覆った。
……穴があったら入りたいとはまさにこのことだ。
ていうか目が合ったら笑おう、って思っていたのに！
多分今、間抜けな顔だった。
恥ずかしい。
そう思いながら話を聞く。
「初日はとりあえず合宿先の烏野総合運動公園というところに荷物を置いたら……」
そして話を要約するといろんなところと練習試合をするらしい。
槻木澤高校とかいろんなとこと練習し、
最後に烏野とかいう因縁の相手らしいところと練習試合をするという。
その烏野という学校は昔から良く練習試合をやっていたらしい。
そして
守備力に突出した音駒、攻撃力に突出した烏野。
これはゲームをみているだけでも楽しそうだ。
私は口角を吊り上げた。
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桔梗(プロフ) - サカノメさん» 好みで面白い！良かったです＾＾有難うございます！！宜しくお願い致します……。 (2015年1月6日 2時) (
レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
サカノメ(プロフ) - この小説！夢主ちゃんの性格と、作者さんの書き方、すごく好みでとても面白いです！これからも更新頑張ってください！！！ (2015年1月6日 0時) (レス) id: 92792ceb06 (このIDを非表示/違反報告)
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