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「孤爪」
俺は監督に呼ばれのろのろと声のしたほうを向く。
「なに……ですか」
敬語を忘れそうになって慌ててつける。
「篠原を呼んできてくれないか?」
「えっと?」
「そろそろゴールデンウィークの合宿の話をしたいからな。
多分部室を片付けているはずだが」
面倒くさい。と思いながらも言われたとおりに部室棟の方へ向かった。
そしてドアを開けるとAがいた。
スマホを持ちながらすごいあわてている。
「えっとまじめに掃除してました!
別にゲームしようとしていた訳じゃないんです!
メールを確認しようとしていて」
その姿を見て素直におもしろいと思う。
多分先輩とかと勘違いしたんだろう。
ていうか、ゲームしようとしていたよね。A。
「A、落ち着いて」
「って研磨?!」
手からスマホが滑り落ちた。
そして安堵のため息をついている。
それと同時に床に落ちたスマホがカタンと音を立てた。
幸い、傷とかはなさそうだ。
「……監督が呼んでる」
「え?!なんか私わるいことしたかな」
またそわそわしてる。
落ち着きがないなー、と思いながら言う。
「そうじゃなくて……なんか、合宿の話があるって・・・・・・」
「そっかありがとう」
Aは笑顔でそういって俺と一緒に体育館の方へ戻っていた。
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桔梗(プロフ) - サカノメさん» 好みで面白い!良かったです^^有難うございます!!宜しくお願い致します……。 (2015年1月6日 2時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
サカノメ(プロフ) - この小説!夢主ちゃんの性格と、作者さんの書き方、すごく好みでとても面白いです!これからも更新頑張ってください!!! (2015年1月6日 0時) (レス) id: 92792ceb06 (このIDを非表示/違反報告)
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