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「アップ終了!集合しろー」
「ハイ!!!」
クロ先輩と烏野の主将の声が体育館に響き、
そのあと威勢のいい元気な返事が主将たちの残響をかき消した。
監督たちがこっちに向かってくるのを確認してコートに立つ人たちは円になってたった。
そしてクロ先輩が静かな声で言う。
「____俺たちは血液だ。
滞り無く流れろ。酸素を回せ。
“脳”が正常に働くために」
その一言で音駒の雰囲気がスッと引き締まる。
「行くぞ」
「あス!!!」
ちらりと烏野のほうを見たら同じように主将から話があり……という感じであった。
私はそれを見て視線をまた音駒のほうに戻した。
するとさっきのクロ先輩の言葉になにか不満があるのか不満げな顔をしていた。
普段無表情でそこまで表情に変化の無い研磨の
そういう顔が見れて少しうれしいと思ってしまった。
確かに音駒の“脳”である研磨にとっては恥ずかしいかもしれない。
一番最初に思ったことがうれしい、で2番目がこういう事って自分でもどうかと思うけど。
でもやっぱり好きな人のいつもとは違う表情や一面が見れたらうれしい、よね?
「音駒高校対烏野高校、練習試合を始めます!!」
そしてそんなことを考えているうちに試合が始まった。
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桔梗(プロフ) - サカノメさん» 好みで面白い!良かったです^^有難うございます!!宜しくお願い致します……。 (2015年1月6日 2時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
サカノメ(プロフ) - この小説!夢主ちゃんの性格と、作者さんの書き方、すごく好みでとても面白いです!これからも更新頑張ってください!!! (2015年1月6日 0時) (レス) id: 92792ceb06 (このIDを非表示/違反報告)
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