game3... ページ5
研磨とあったのは実はその時ではない。
1年の時は同じクラスで、ゲームのことを話してみたら一気に仲良くなった。
最初は苗字で呼び合ってたけどいつの間にか名前で呼び合うようになった。
いつからかは憶えていない。
記憶力に自信は……ないから。
そしていつから好きになったとかも詳しくは憶えていない。
よくある気付いたら……というヤツだ。
それにしても本当に記憶力悪いな。と、自分のことなのに他人事のように思う。
これを口に出したら夜久先輩に怒られそうだ。
先輩、何気に頭いいし。
それはおいといて前だって社会の暗記系のテスト、全くダメだった。
歴史で、年号とか、昔の地名とか。
興味ないことは全然憶えられないので
『全然わかんなー。遊びたい。ゲームしたい』
と思いながらやった結果。
平均点もいかず補習。
勉強嫌いだからそろそろと逃げようとしたら先生に捕まえられたし。
羽交い絞めにされた。
胸中に渦巻く百万語を口に出さずに我慢して受けたけどね。
そういうことが何回もあった。
はあ、といやなことを思い出しため息をついた。
まあ全ては勉強しない私の所為でもあるということは分かっているのだけれど。
そしてコロコロと近くに転がってきたボールをつかみ転がってきた方向へと投げる。
と同時にスンマセーンと元気な声が返ってきた。
あれは……えっと、……い、犬岡君？の声だと、思う。
1年生が入部してから2週間程度。
他の2,3年生はもう１年全員の名前を覚えているんだけど、未だに覚えられていない。
ていうか顔と声と名前が全く一致しない。
だからさっきの声は多分犬岡君だと思うけど自信はない。
早く名前覚えなきゃなー、と思いながら
私は腰を持ち上げパイプ椅子のところに座っていた猫又監督のところへ向かった。
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桔梗(プロフ) - サカノメさん» 好みで面白い！良かったです＾＾有難うございます！！宜しくお願い致します……。 (2015年1月6日 2時) (
レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
サカノメ(プロフ) - この小説！夢主ちゃんの性格と、作者さんの書き方、すごく好みでとても面白いです！これからも更新頑張ってください！！！ (2015年1月6日 0時) (レス) id: 92792ceb06 (このIDを非表示/違反報告)
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