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……ていうかさっき研磨何処いってたんだろ。
歩いているとき見当たらなかったけど。
そのあとクロ先輩が探しにって。
うーん、……後で訊いてみようかな。
そう思っていると槻木澤の選手、いや違う。あれは多分レギュラーじゃない人たち。
まあそれでも選手かな。
選手が研磨を見てこそこそとなにやら言っていた。
何だろう、と耳を澄ませてみたらボールが床にぶつかる音の隙間から聞こえてきた。
「すげーよなー。東京から来るなんて」
そうですか。そんなに凄いのか。
「強いのかな?学校名聞いたことないよな」
「向こうのセッターなんか小さくね?」
「うん……それにヒョロヒョロしてる」
「控えのセッターなんじゃないの?」
それを聞き私は小さく笑う。
そんなに私たちを見くびってると痛い目見るよ?
あと研磨も見くびったら、ダメだよ。
だってね、
そこで外にいたクロ先輩が体育館の入り口の所に立つ。
「君らの言う“ヒョロッヒョロのチビ”とは俺たち音駒の
____“背骨”で“脳”で“心臓”です」
いきなり背後に立たれたためかさっき研磨を見ていた人たちは驚いていた。
そしてそれと同時にその人たちの顔に緊張が走る。
まあそうだよね。
ていうかクロ先輩中二病っぽいけどかっこいい。
しかもその通りだ。
研磨は“背骨”で“脳”で“心臓”だから。
「音駒高校対槻木澤高校練習試合始めます!!」
と声がかかりピーッとホイッスルが鳴った。
そして試合が始まった。
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桔梗(プロフ) - サカノメさん» 好みで面白い!良かったです^^有難うございます!!宜しくお願い致します……。 (2015年1月6日 2時) (レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
サカノメ(プロフ) - この小説!夢主ちゃんの性格と、作者さんの書き方、すごく好みでとても面白いです!これからも更新頑張ってください!!! (2015年1月6日 0時) (レス) id: 92792ceb06 (このIDを非表示/違反報告)
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