game13... ページ15
「あー、どうしよう」
先輩がうなる。
「何がですか。まだゲームは終わってませんよ？」
今は2回目のゲームの途中。
ちなみに一回戦目は私が勝った。
「……つうか性格変わってないか？篠原」
「気にしないでください。
ていうかそんなことないですので」
「丁寧口調なのが逆に怖いね」
「……」
チェスボードの上は白の駒が黒の駒に押されていた。
まあ要するに私が攻めているわけだけれども。
そしてやっと先輩が駒を持って動かした。
その駒は
そして私が狙っていたナイトの駒を守る。
「……チッ」
つい舌打ちをしてしまった。
だって、狙ってた駒が取れなくなったら舌打ちしたくなるよ。
しかも味方だと嬉しいナイト、敵だと厄介なナイト様様だよ。
「舌打ちしたよな？今」
夜久先輩に確認するように言われた。
私は明後日の方を向いて返す。
「してませんよ？」
「眼が泳いでるけど……」
そしていままでゲーム機をいじっていた研磨が
いじる手を止めぼそりとつぶやいた。
「そ、そんなことない、かな」
「……なんで反論が弱くなったの」
研磨は首を軽くかしげる。
ってかそのしぐさなに？
可愛い、っていうか……無邪気？
その無邪気さがやばい。
「……」
こんなことを考えてしまい、机に頭をぶつけたくなる衝動を覚えたが
周りの人に変な目で見られるため頑張って抑えた。
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桔梗(プロフ) - サカノメさん» 好みで面白い！良かったです＾＾有難うございます！！宜しくお願い致します……。 (2015年1月6日 2時) (
レス) id: 647d957ad5 (このIDを非表示/違反報告)
サカノメ(プロフ) - この小説！夢主ちゃんの性格と、作者さんの書き方、すごく好みでとても面白いです！これからも更新頑張ってください！！！ (2015年1月6日 0時) (レス) id: 92792ceb06 (このIDを非表示/違反報告)
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