【ハイキュー！！】高校で初めて話した彼女はどこか俺に似ていた。【及川徹】 2nd

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そしてその日の放課後。

一年生の勧誘？のため何故か夏帆とともに一年のフロアへ。

何故私と夏帆かというと


『誰か一年の勧誘いってくれる人いませんかー』


と先輩がいいすぐさま夏帆が手を上げ


『私とAで行きますー』


とわけわからぬ事を言いやがったからだ。


そして今に至る。


「Aー、ほら、声だしなよ」


「わかってるよー」


周りには他の部活の人。

体育会系の人とか凄い大声を出している。

それをみるとあー……って感じになる。


「そ、そもそも私人見知りだし」


夏帆にピースをしながら言ったら


「そのテンションで行けば」


と武骨に言われた。


「えー……吹奏楽部で〜す。

興味ある人是非来てくださいね〜」


しぶしぶ始める。

隣では夏帆が大きめの声で言っていた。

けど。


「もっと笑いなよ〜」


顔がほとんど笑っていない。

だから私は夏帆のほっぺをつかんでふにふにやってやった。

ら、手首のところにチョップをたたきこまれた。


「いたっ。ってごめんね。

悪気は……ない」


「今の沈黙なに？」


何気に痛い、コレ。

手首を抑えて蹲っていたら上方から声が降り注いだ。


「えっと吹奏楽部って音楽室に行けばいいんですか？」


一年生の子数人が集まってこっちに話しかけていたのだ。

少し緊張している面持ち。

話しかけてくれたその子以外の子は奥でなんか喋っていた。

真面目そうな先輩だとか、美人だとか言ってた。

あらやだ。うれしい。

は冗談として、そういえば説明会の時、音楽室っていってなかったけ？

まあいいや。


「音楽室だよ。場所わかる？」


私は立ち、一年生の顔を見る。


「あっ。はい。有難うございます」


さっき訊いてきた子が少し慌てながらいう。

そしてペコリと一礼してその子たちは音楽室の方へと行った。

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