【ハイキュー！！】高校で初めて話した彼女はどこか俺に似ていた。【及川徹】 2nd

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そして朝練を終え教室に入るとほとんどの人がいて楽しそうに談笑していた。

私は席が近い人に「おはよー」と挨拶を交わして席に着いた。

隣の席とその前の席にはもう及川と岩泉が座っていた。


「……」


いつも不思議に思うんだけどさ。

この人たち運動部だからジャージとかから制服に着替えなきゃいけないはずなのに

なんでいつも私より早いんだ？

別に訊きはしないけどね。

そんな私の視線に気付いたのか岩泉がこちらを見る。

その視線に返すように心に浮かんだもう一つの疑問を今度は訊く。


「ところでさ」


「なんだ？」


疑問の目を向けてくる。


「バレー部って月曜休みじゃん。

どーすんの？」


バレー部は月曜が休みだったと記憶している。

吹部と同じだったと。


「今日は無いけど」


「バレー部人気だもんねー。

ヨユーですか」


強いし。あー、なんか。うん。

ことばにできないけど。なんかこう、ムカつく？っていうのかな。


「そうだよ。なんたってこの及川徹がいるんだから。

いっぱい入ってくること間違いナシ！」


そこで今まで黙っていた及川が口を出した。

ピースサインを出して笑顔。

喋り出したかと思えば内容がそれって。

しかもテレビショッピングていうかなんかのCMみたいだ。


「くくっ……くっ」


笑いをこらえきれない。

この後、及川が岩泉に殴られたのは言うまでもない。

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