リスタート(ミズキ) ページ5
ピンポーン。
ミズキ:ん？はーいっ。
玄関のインターホンがなった。宅配便かな。
ガチャっとドアを開けて見ると小柄な女の子が立っていた。
A:あ、あのっ、隣に引っ越してきた、高崎Aです！よろしくお願いします！あ、あとコレ…。
と、言ってお菓子を渡してくれた。
ミズキ:俺はミズキです。よろしくお願いしますっ！
隣に越してきたのか〜。可愛らしい人だな〜。
A:それじゃあ、また。
ミズキ:あ、はい！
でも、俺なんかあの子見たことある……
あ！！！
ミズキ:待って！！！
A:えっ？！
ミズキ:もしかして、△○中学でしたか？！
A:ええ…そうですけど……。
ミズキ:って、俺のこと覚えてないか……。
思い出した。
俺が中学のとき好きだった子だ。一目惚れで、ずっと好きだったけど諦めた子だ。そんなに喋る仲じゃなかったけど、優しくて気遣いができる子だった。
A:覚えてますよ？
ミズキ:えっ！
A:顔見たとき気づきました。笑
ミズキ:あ、そうなんだ…。良かった。笑
A:だって、ミズキくんのことずっと見てたから。
ミズキ:どういうこと…？！
A:好きでした。笑 あ、気にしないでね？
ミズキ:お、俺も！！！Aちゃんのこと…ずっと好きだった…。
A:嘘……。だって、そんな喋ったことないし…。わたしなんてそんな……。
ミズキ:こっちのセリフだよ。笑
A:ふふふっ。
ミズキ:こんなとこで話すのもなんだし……中入る？
A:じゃあ、お邪魔しまーす。笑
それから、Aちゃんと俺は付き合い始めました。
めでたしめでたし！
end.
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作者名：華音-kanon- | 作成日時：2015年2月8日 19時
