tell me！(一聖)

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その場が楽しければいい。


その時だけの女でいい。


明日のことなんて考えない。


俺はずっとそうだった。


この先ずっと一緒にいる気がある女なんて俺に寄ってこないし。


なあ。そうだろ？


ずっとそう思ってたんだ。


一聖:あ、すいません。

誰かにぶつかった。

A:あっ、ごめんなさい…。

その女が顔を上げた瞬間

思わず息を飲んだ。

すげぇ可愛い。

目がクリクリしてて、顔が小さい。

身長も小柄で、小動物のようだ。

一瞬の出来事だった。

ああいう女こそ猫かぶってるやつしかいねえからな。

この世には、顔が良ければ性格はひねくれてて

ブスであれば気のいいやつが多い。

って俺は勝手に思ってる。

一聖:遅れてすいませーん。

今日は10分しか遅刻してない。

一樹:今日新しいこが入ったんだ。Aちゃんっていう子。

一聖:誰だよ。あっ。

A:は、はじめ、あれ？さっきの……

将海:あれ？一聖知り合いなの？

一聖:知り合いってかさっきぶつかって。

A:わたしの不注意です。あの時はすいませんでした。

燕:しっかりしてるよね〜！

一樹:少なくともお前よりはな笑

可愛い顔立ちの癖してわりと固い女だな。(偏見)

一樹:まあ、いいや。ヘアメイクさんだから。

一聖:おう

A:よろしくお願いします。


俺たちの出会いだった。

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