V系短編

片思い？(DOG→準々) ページ9

A:じゅーんさーーん！！！

突然名前を呼ばれ振り返る。

声の主は、俺がずっとずっと恋している女の子。

Aだ。

A:一緒にかーえろっ！！

Aと俺はいわゆる幼馴染。きっとAは、俺のことなんか恋愛対象に見てないだろう。

準々:しょうがないなあ。ジュンチャン優しいから一緒に帰ってあげる。

A:とかいってー。一緒に帰りたかったり？？

準々:そうでもないよ。

俺ってバカだなあ…。いつまでたっても素直になれない。

A:ちぇっ。わたしは一緒に帰りたかったのになあ…。

準々:えっ？

A:なによ。

準々:いや？なんでもなーい。

Aサイド

そこでなんでもないっていっちゃうんだ！！！へえ！！！

もう知らない。

…わたくしAは、幼馴染の準々にずっと恋心を抱いている。

なんでこんなにアピールしてんのに気づかないんだろう。

なんでそこでなんでもないって言うんだ…。

準々サイド

-帰り道-

準々:ねえA。なんでさっきいっ…やっぱなんでもない。

おい、砂糖準！！！なにグダグダしてんだよ！！！

A:なに？？気になる…。いってよ！

準々:俺と帰りたい理由は？

A:そ、そんなの…準々が好きだからに決まってんじゃん…。バカ！！！

準々:えっ？

A:えっ？じゃないでしょ！！なんか、反応してよ…返事くらいちょうだいよ…。

準々:なんで好きなの？

Aサイド

なんで？！？？好きなの？！？？

それ聞きますか…

A:優しくて、面白くて一つのことに一生懸命ってなに言ってるんだわたし…えっ！？

その瞬間準々に抱きしめられた。

準々:俺も…俺もAのことずっとずっと大好きだったんだよ。

A:両想いってこと…

準々:多分そういうことになる。…俺と付き合ってください。

A:よ、よろこんで！！(´；ω；｀)

めでたしめでたし。

眠り姫は待ち続ける(BugLug→一聖)→←3年目(Blu-BillioN→mag)

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す