V系短編

一つ。(Royz→昴) ページ29

昴:なぁ〜、Aごめんて。


わたしは今怒っている。


絶賛昴シカト中。


昴:入るで〜。まだ拗ねてるん？


A:知らん。


なんでこんなことになったかというと。


今日は半年記念日で、昴とおうちでゆっくりしようと思ってた。


でも、仕事が終わったはずなのに全く家に帰ってこない。


わたしはそんな些細なことで拗ねている。


昴:なぁ〜。A。こっち見てや。


A:いや。


昴:コレ。コレのせいで帰るの遅れた。


振り向くと、ネックレスをもった昴が立っていた。


A:え？


昴:ペアネックレス作ろうと思ってな？で、夕方取りにいこうとしたら電車乗り間違えて変な方向に行ってしもうて。ごめん。だから、記念日のこと忘れたわけじゃない。


A: …ごめん。すばる…。誤解してた。忘れてたと思ってた。


昴:忘れるわけないやろ！こんな大事な日。ネックレスつけてやる。後ろ向いて？


A:ありがと…。


昴:そのネックレスよく見てみ？


A: …あっ！


そこには、わたしたちの名前と記念日が刻まれていた。


昴:これ合わせるとハートになんねん。これ、デザイン1から考えたんやからな？


A:ほんとだ…。ありがと、昴。嬉しい！！


昴:これからもよろしくな。俺がずっとそばにいてやる。


end

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