V系短編

子猫(MEJIBRAY→綴) ページ1

わたしは今ギターを担いで歩いてる。行き先はないけど。

あ。

雨だ。これはやばくないか？
だって楽器濡れちゃう。でも、雨宿りするとこなんて無いしな…。

仕方ない。

そう思ってとぼとぼ歩いていた。

突然。
雨が止んだかと思った。
上を見ると傘。


ん？？？なんで傘？
誰よ。知り合い？？


みたら知らない人。

A:え…だれ…

綴:あ、ごめん。楽器濡れたら困るでしょ？

A:いや、あ。まぁはい。濡れたら困りますけど、わたしのストラト頑丈なんで。

綴:ギターやってるの？

A:…はい。

綴:行き先は？送ってく。

A:…忘れました。

綴:え？

A:別に行くとこなんてないです。

綴:じゃあ、どっから来たの？

A:お家。

綴:家出か。ダメだよ家出少女。家出なんて。僕でもしたことないよ？

A:貴方悪い人？

綴:いや、悪い人じゃないけど。ちゃんと働いてるし。

A:何してるの？

綴:バンドのボーカル。

A:なんてバンド？貴方の名前は？

綴:MEJIBRAYの綴。

A:ほぇー。知らないや。

綴:失礼だな。家出少女の名前は？

A:A。Aって呼んで。なんだっけ？綴ね。

綴:僕も家出少女のこと知らないや。

A:そうでしょ。だってわたしたち初めて出会ったんだもん。

綴:当たり前だね。

A:うん。綴はいくとこないの？

綴:別に。僕は家に帰るだけだし。

A:へえー。わたしどこ行こう。(棒

綴:遠回しに泊めてって言うな。そんなのわかってるから。泊めてやる。

A:さすが。わたしたち気があうね。

綴:さぁ。行こうか。

A:うん。

綴: これからどうするの？

A: しばらくお世話になるんじゃない？

綴: やっぱ？

A: 嫌だ？

綴: ううん。いいよ。少なくとも僕は華衣に運命感じたからね。

A: …わたしたち気が合うね。

きっとこれが運命の始まり。

恋の始まり。

end.




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なんかもうよくわからないことになりました！！Aさんありがとうございました！

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