さんじゅはーち ページ38
°
『綺麗な場所……もう1枚撮っとくか。』
リュックから直ぐにカメラを取りだし、パシャパシャと音を鳴らし続けるA。今のセリフも、かれこれ10回目である。
『あれ？これって……』
大きなキューブ型の石碑に謎の文字。私はこれを知っている。あの黒髪のお姉さんが読めるやつだ。
『(ポーネグリフ…)』
こんな所にあったのか、と一人呟いていると、そのポーネグリフの傍から、何かを感じた。
日差しが眩しい。…いや、ここは海だけど。あれ？なんで光が入ってくるんだっけ？
『……これだ。』
真っ赤なサンゴに挟まれていた、小さな紙きれ。何回も折り畳まれていて、私としてはかなり開けずらかった。
『っ！！』
私は紙を開いて驚愕した。なぜこれが…？と思わせるような、謎に溢れたものだった。
「Aさん、こんな所にいたのか。」
『じ、ジンベエ…』
「まさか、ポーネグリフまで読めるとは言わんじゃろうな…？」
『あ、それは読めないんだけど。』
「読めないんかい！！」
そこまでの力は備わっていないようだ。神様も、与えてくれなかったらしい。この世界でずっと読んでいるのは英語のみ。
『あのね、ジンベエはこれ読める？』
そう言って、長方形に伸びた紙を渡した。
「…いいや、読めん。古代文字とは違うようじゃが…一体何じゃ？」
『これはね……私の暮らしてきた世界で一番使われる文字…日本語よ。』
「なん…じゃと……？！」
ジンベエは既に知っている。海で話したからね。長いよ〜？魚人島着くまで。
『……この紙を見つけ、読む者に伝える。
君には、海を司る力、海楼石に対抗する力、海王類と話す力…その三つの力が備わっているだろう。
ウミウミの実は、君が食す運命にあった。ウミウミの実からは、海を司る力のみ与えられる。他二つは、紛れもない、君自身の力だ。
海の女神、テティスという名は、隠しておきなさい。それは世界を揺るがす大きな力となる。
たとえ、どんな悲しい結末になろうと、泣いてはならない。怒ってはいけない。君を愛する者達を、信じたまえ。
水下…宗一郎……！！』
読み進めていくうちに、涙が込み上げてきた。彼は……彼の正体は……。
『……じいちゃんの名前だ…』
「っ！？そんなことが…ありえるのか？！」
『じいちゃんはここに来たことがある……ジンベエ、あの城へ、連れて行って！！』
リュウグウ城…行くべきは、そこしかない。
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MARE(プロフ) - なんでSANが無くなるんだ、、、 (2021年5月26日 2時) (
レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
あイカ - ﾊﾊｯくらえｯｯ！！"七千枚瓦正拳"ｯｯｯ！…なっ！ﾄﾞｶﾞｯクッ、、、強く、なったじゃねぇか…しゃってぃ…ｶﾞﾌｯこれでお前も…我輩を越えれたな、、、。更新も、、、応援してるぜ……！ファイトｫ！イッパァアアアツ！…！！ (2020年4月30日 22時) (レス) id: fdb03c14d7 (このIDを非表示/違反報告)
しゃるろってぃ(プロフ) - あイカさん» 先輩には適わねぇっす…＿|＼○＿ え、そんなことできるんですか？！！�� 試す価値はありそうですね…！暇極めてるのでお話書きまくってますいつもコメントアザスっっ！！これからも精進します！！五千枚瓦正拳！！ (2020年4月28日 22時) (レス) id: c5bdc26a75 (このIDを非表示/違反報告)
あイカ - よし、三千世界で自分の勝ちっすね()おもろ投票、おもろい事に、なんと、何日か経ってまた星を押すと、何故か投票出来るんですね〜ぐへへへへへ(((あ、これって云って大丈夫なのか…？ま、いいや()更新頑張っ！くらえっ！"ウルトラマリン"！！！ (2020年4月27日 2時) (レス) id: d09843228a (このIDを非表示/違反報告)
しゃるろってぃ(プロフ) - あイカさん» そうなんですお爺様なんです宗一郎は。私も毎回おもうんです。なんで評価ボタンは1度しか押せないのかと。煩悩の数だけ飛ばしましょう。百八煩悩砲だけに…なんつって。…殴っていいですよ(^^) (2020年4月24日 23時) (レス) id: c5bdc26a75 (このIDを非表示/違反報告)
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