令和はひと味違う気がする ページ39
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聞こえない
聞こえないのに騒がしい、うるさい
トシさんは泣いている
アリスさんも元気そうで良かった
『ゲホッゴホッ
残りは貴方と私だけですね、アリスさん。』
何の…というのは、もう分かったことだろう
「A、本当に聞こえていないのか??」
『今、聞こえてないのか、って聞きました??
聞こえてませんよ、本当に。』
そう言うと、彼らは驚いた顔をした
『トシさんの聞くようなことは大体分かります
1年間、ずっと傍で見てきたんですから。』
「A…。」
あ、今名前呼んだ
『そんなに呼ばなくたって、分かりますよ
アリスさん、貴方を元の世界に戻さないと。』
「えぇ…でも、そんな身体で魔法が使えるの…??」
『大丈夫です。さぁ、手を重ねて下さい。』
仰向け状態の私の手に、ぎゅっと白い手が重なる
「A…帰るのかい??」
『トシさん、私はまだ帰りませんから。』
アリスさんを転送する魔力は残っていても
私が帰るための魔力は残っていない
「なるほど、魔法陣で…賢いのね。」
オールマイトにはさっぱり意味がわからない
いや、分からないままでいいのだ
「おい!!担架を持ってきたぞ!!!」
エンデヴァーの気配が大きくなったので
そろそろ送らないとやばい、と察した
『送ります。アリスさん、お元気で
これ、お父様からのお手紙です
元の世界まで、10分程度かかるので、
その間に読んであげてください。』
「えぇ、ありがとう。」
銀色の輝きを帯びた魔法陣とアリスさんは
美しく、流れ星のように飛んで消えていった
『い"っゴホッゴホッ…。』
「おい!!今運ぶぞ!!!」
『はぁ、はぁ… "忘れ雨" 』
突如として降り出した雨
名前通り、記憶を消すための雨だ
『日本全土に…。』
「貴様、何を……??私は一体…。」
ヒーローも少し混乱していたが
数秒前後ですぐに我に返った
「怪我人を運べ!!急ぐんだ!!!」
「A、一体何を……。」
『トシさん…貴方は…。』
今は、貴方だけは、記憶を消したくない
そこで私の視界は、シャットダウンした
＿＿＿
四日後
「神崎はまだ起きてないのか…。」
「仕方ないさ相澤君。」
相澤とオールマイトは病院に来ていた
「(自分に関係ある人物は、記憶を消さないなんて
本当に器用で天才的な子だよ…。)」
そんな子がまだ目を覚まさないなんて
信じたくない事実だ
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死魔(プロフ) - 今更感なかった！！！ (2019年8月8日 19時) (
レス) id: 02492ec825 (このIDを非表示/違反報告)
死魔(プロフ) - 好きです！！！今更感ありますが！めっちゃ感動しました！完結おめでとうございます！ (2019年8月8日 19時) (レス) id: 02492ec825 (このIDを非表示/違反報告)
しゃろん(プロフ) - みるくここあさん» えええええありがとうございます!!!!めちゃウマです!!!!可愛い!!!!! (2019年1月24日 1時) (レス) id: c5bdc26a75 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - https://img.u.nosv.org/item/no4510471/1548254682すいません!!こちらでお願いします (2019年1月23日 23時) (レス) id: f844d1cb58 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - 初めまして！！素敵な夢主ちゃんに惚れました(笑)下手くそな絵ですが、夢主ちゃんを描いて見たのでお時間があったら見て頂けるといいなあと思いますhttps://share.icloud.com/photos/0rIB9xqgXl8l99ionwYpIVwvA (2019年1月23日 23時) (レス) id: f844d1cb58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゃろん | 作成日時：2019年1月6日 20時
