いつか ページ1
「すみません、今回のお話は
無かったことにして下さい」
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今から２週間前、久々にお母さんから
電話がかかって来たかと思えば、
彼氏はいるのか？結婚は？そんな話ばかりで。
付き合って2年になるグクの事は
何となくタイミングが合わず
まだ両親には言えずにいた。
母「大体、あんな素敵な人と突然別れて
どうするのよこの先、、」
お母さんはいつまでも元カレの話を持ち出す。
大学の先輩だった彼はお母さんのお気に入りだった。
プロポーズの後に結婚か別れるかの
決断を迫られて、どうしても彼とは結婚
出来ないと感じた。
母「お父さんの取引先の方とお見合いの席を
設けて貰ったから絶対行くのよ？」
「えっ？ヤダよ！」
グクがいるのにそんな事…
母「行かないとお父さんの
仕事に支障が出るのよ！」
半ば脅されて今日を迎えた。
ちゃんと丁寧にお断りして帰って来たし
大丈夫でしょ。
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「ただいまぁ〜」
"今日のメイクいつもと違う"
"休日に僕と過ごさないなんて意味がわからない"
そう言って朝から拗ねてたグクは
いつもなら私が帰れば、飼い犬の様に
擦り寄って来るのに案の定今日は
それもない
「グク〜ただいまってば〜」
黙ったままテレビの前であぐらをかいてゲーム
してるグク。
「拗ねちゃったの？」
後ろから抱きついても無反応…
「寂しいなぁ〜グクぅぅ〜」
"チュッ"
そう言って頬っぺたにチューすれば
そうこれこれ
目尻にシワを寄せて少し笑顔になって、
でも緩みそうな口元は我慢してるの。
次はきっと
JK「そんな事しても簡単には許せませんよ」
こう言うんだよね。
これは口にもしてって合図。
"チュッ"
後ろからグクの丈夫な首に巻きついて
口に触れるだけのキスをすると
JK「も〜仕方ないですね〜甘えん坊ヌナ」
そうして私を胡座を組んだ足に乗せて
思いっきり抱きしめてくれる。
いじけさせるのは少し可哀想だけど
この瞬間は本当にいつも暖かくて幸せ。
「キャッ」
突然立ち上がるから、咄嗟にグクの首と腰に
手と足で全力でしがみつくと、ニコニコと
微笑みながら
私を抱き抱えて寝室へと歩き出したグク。
その時…
リビングのテーブルに置きっぱなしのスマホが鳴る
「グク、スマホ…」
JK「後で…もうヌナ不足で死んじゃいます」
「でも、こんな時間だし、急用かも」
はぁ…とため息をついてグクは私を
ソファーへと下ろした。
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さなまる(プロフ) - ha auraさん» わぁ（ ; ; ）ha auraさん嬉しいです、ありがとうございます！実は続きを少し書いてるんですが最近、スランプ気味で、、続きが浮かばなくて（ ; ; ）でも完結はさせたいと思っているので完成した際は見て頂けると嬉しいです^^ (8月3日 19時) (
レス) id: cf377dce29 (このIDを非表示/違反報告)
ha aura(プロフ) - こんにちは。さなまるさんの短編集が大好きで何回も読んでます。海のジョングクも大好きですが、「あの日君と」の続きが気になりすぎますー。ぜひ完結してくれたら嬉しいです。これからも応援してます。 (8月3日 8時) (レス) id: 23077edf51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さなまる | 作成日時：2023年5月11日 19時
