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横山くん4 ページ4

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案の定、その日はほぼ徹夜でチョコレート作り。


お世辞にも料理は上手と言えない私。


レシピを見ながら作っても何度も失敗してしまったが何とか仕上がって時計を見たらAM3:00。


そこからベッドに潜ったけれど、今度は心臓がバクバクしてうるさくてなかなか眠れなかった。









「おはよう!
A!くまやばいで?」


「おはよう!
全然寝られへんかった。」


登校中、珍しく友達と行きあった。


私の顔を見て心配そうにしていたが、彼女は私が横山先輩にチョコを渡すつもりだと知っていたので、頑張れ!と応援してくれた。







チョコレートはカバンの中に大切にしまってある。


せっかく徹夜して作ったチョコ、移動中に壊しました。なんてなったら元も子もない。


大事にしまっておいた…はずだった。









昼休み、いつもの様に教室でお弁当を食べようと友達と話をしていると、教室にバスケ部の先輩が何人かやってきた。


「Aいる?」


その中にいた英花先輩がクラスメートに私がいるか尋ねているのが聞こえたので私は先輩たちの方に向かった。


「先輩、何かありましたか?」


「あ、A。
レギュラー組は今日部活終わったあとミーティングやってコーチが言っとった。」


部活終わったあとって、横山先輩との約束が…


と思ったけど部活の集まりはサボるわけにいかない。


「分かりました。
わざわざありがとうございます!」


「ええで!ちょうど通りかかったし、ほな。」


先輩は要件だけ伝えるとすぐに去っていった。









放課後、横山先輩に部活後のミーティングのことを伝えようとしたが、どうしてもタイミングが合わずに伝えられないままだった。


片付けをしている時、こそっと抜け出して伝えようと思ったのだが、


「A!
コーチ待ってんで」


英花先輩が声をかけてきたので結局横山先輩の話すことなく私はミーティングすると言っていた体育館の裏にある自販の前で先輩たちを待っていた。









が、いつまで経っても人が来る様子がない。


先輩たちもコーチも誰も来ない。


もうかなり長い時間待っている。


横山先輩、さすがに帰っちゃったよね。


連絡先知らないし、どこにいるかも分からない。


自分から約束しておいてすっぽかすなんて最低なやつだって思われたよねきっと。


私は渡す予定だったチョコレートを取り出しはぁ、とため息をついた。

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神八爽蘭(プロフ) - やまーさん» 教えていただきありがとうございます!非公開になってました(;_;)すみません。 (2020年2月14日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
やまー(プロフ) - 渋谷くんの5が抜けてると思います!間違ってたらすみません… (2020年2月14日 22時) (レス) id: a2a6af1ebe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年2月12日 23時

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