おまけ7 ページ50
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放課後の図書室、今日も彼と二人きり。
あれから無事に付き合いだした私たち。
大倉くんは、前以上に部活に熱を入れていて、頑張っているみたい。
図書当番の日だけでなく、帰れる時は一緒に帰るようになった。
だから、私は当番の日以外にも図書室にいる事が多くなった。
ここで本を読みながら大倉くんの帰りを待つ。
もうひとつ好きな時間が増えた。
「はぁ〜疲れた〜」
ドタドタとなだれ込むようにやってきた大倉くん。
今日の部活は相当ハードだったご様子。
「お疲れ様
はい、これ。」
私は買っておいたドリンクを大倉くんに渡した。
「さすがやわ〜ありがとうございます!」
ドリンクを受け取り一気に飲む大倉くん。
椅子を豪快に引いて私の隣に座る。
「先輩今日何の日か知ってますー?」
大倉くんはとびっきりの笑顔でこちらを見る。
「んーなんやったっけ?」
忘れたフリはわざと。
「もーまた忘れたん?」
って呆れた声か聞こえた。
突然目の前に紙袋が出され、私は驚いて目を丸くした。
「ホワイトデー。
これA先輩に」
「ありがとう。」
「いーえー」
中を開けると分厚い本の形をした箱の中にお菓子が入っていた。
「それみた時ビビット来てん。
先輩に渡すのこれにしよって。
かわええやろ?」
「うん!可愛い!」
「よかったー!」
誰の居ないのをいいことに、ぎゅっとハグをする。
「ここ、ほんまに人来おへんからええなー」
2年になっても図書委員会やろっかなーって言いながら大倉くんが、私の読んでいた本を覗き込んだ
「もちろん、A先輩もやろ?」
「うん」
新学期もこうしてあなたと過ごせたら、と私も思っていた。
〜fin〜
*☼*―――――*☼*―――――
おまけのホワイトデーver.です!
読んでくださりありがとうございました!
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神八爽蘭(プロフ) - やまーさん» 教えていただきありがとうございます!非公開になってました(;_;)すみません。 (2020年2月14日 22時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
やまー(プロフ) - 渋谷くんの5が抜けてると思います!間違ってたらすみません… (2020年2月14日 22時) (レス) id: a2a6af1ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神八爽蘭 | 作成日時:2020年2月12日 23時