村上くん2 ページ14
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次の日、チョコレートを持ってくるか悩んだが結局冷蔵庫の中にしまっておいた。
これが仲直りのきっかけになるかもしれないのに、何となくそれは躊躇ってしまったのだ。
いつもの様に登校すると信ちゃんの下駄箱に目がいった。
まだ信ちゃんは登校していない様子。
分かりやすくぎゅうぎゅうの下駄箱。
サッカー部の部長、エース、面白いし、リーダーシップ戻れる人気者。
これでも私の彼氏はモテるのだ。
これが益々気に入らない。
私は信ちゃんの下駄箱を人睨みして教室に向かった。
そうして授業を淡々とこなし、放課後の部活も終え、みんな帰ったであろう部室にもう一度足を運んだ時に冒頭の出来事に遭遇したというわけ。
信ちゃんは相変わらず機嫌がすこぶる悪そうだ。
ここは私も負けてはいられない。
｢別にすぐ帰るし！じゃ！｣
｢ちょ、待てや！｣
踵を返して帰ろうとした私の手を信ちゃんが掴んだ。
その拍子にガサガサっと音がして、振り返ると床に散らばる大量のチョコレート。
｢ふーん、モテモテでええね。｣
｢なんやと？｣
｢そないいっぱい貰っとったらさぞ女の子に困らんやろうな。
選びたい放題やん｣
｢お前な、言ってええことと悪いことがあるぞ｣
｢せやかて思ったままのこと言うたまでやん！
信ちゃんのアホ！この鈍感野郎！｣
そう言って手を振りほどいて私は部室を出た。
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神八爽蘭(プロフ) - やまーさん» 教えていただきありがとうございます！非公開になってました(;_;)すみません。 (2020年2月14日 22時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
やまー(プロフ) - 渋谷くんの5が抜けてると思います！間違ってたらすみません… (2020年2月14日 22時) (レス) id: a2a6af1ebe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神八爽蘭
| 作成日時：2020年2月12日 23時
