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ラ「あ、負けて戻ってきた。」
涼子「ふふ」
涼子さんとラウールはそれなりに仲良くなったみたいだ。
3人で話をしながら鍋ができるのを待つ。
康二と並んで立つAちゃんの後ろ姿を見て胸がざわついた。
この前のこともあったし、康二の気持ちに俺は気づいてるし…
このままだと気まずい関係のまま、どんどん康二との関係が発展していくのが嫌だと思った。
それを2人には悟られないように会話を続けた。
そのうち香里奈さんがやってきて、康二が戻ってきた。
キッチンで1人作業をしていたAちゃんが鍋が出来たと言ったので俺はすかさず彼女の元に行った。
何とか彼女と話すタイミングを見つけたかったから。
それに女の子に重たいもの持たせて座ってるのも良くないからね。
6人揃ってどうなるかと思ったけど、なんとなく上手くまとまってる。
少しだけほっとした。
ラウールを気に入った香里奈さんが3人をスキーに誘った。
俺も前々から誘われてたんだけど、返事を渋っていた。
でもこれで行かない訳にはいかなくなった。
それを狙ってたんだろう。
Aちゃんも迷ってたけど、俺が誘ったら行くと言ってくれた。
康二が帰って、涼子さんと香里奈さんも帰って…
ラウールもコンビニに行くと言ったから話せるチャンスだ。
だから俺は部屋に残ることにした。
深「この前はごめん。」
Aちゃんとぎこちなくなってしまったこの時間はすごくしんどかった。
俺は自分が彼女に好意を寄せられて、安心してたのかもしれないけど、
本当は俺の方が彼女との時間を大切に思っていて、なくてはならないものになっていたのかもしれない。
彼女の手は安心する。
不安がすっと消えていくみたいだ。
俺より小さいのに優しく包まれているような気がしてくる。
我に返って手を離した、これ以上はダメだ。
俺には涼子さんがいる。
それなのに帰ろうとした俺を引き止めたAちゃん。
そんな顔されたらどうしたらいいんだよ。
俺たちを取り巻く何もかも、もう忘れていいって言うならAちゃんに触れたい。
ぎゅって抱きしめたくなる。
思わず手がAちゃんの方にいきかけたところでラウールが帰ってきて俺たちは慌てて距離を取った。
ラウールの鋭い視線が俺を捉える。
分かってるよ。
適当に扱っちゃいけない人だってくらいよくわかってる。
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カフ(プロフ) - makko210jump622さん» 遅くなってごめんなさい💦お勉強お疲れ様です！お話読んでくれてありがとうございます☺️もどかしい展開が続いてしまったとは思いますが楽しんでもらえたみたいで良かったです💕 (2023年1月6日 23時) (
レス) @page43 id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
makko210jump622(プロフ) - 素敵なお話、ありがとうございました！勉強の合間に、とても楽しませてもらいました。途中、ふっか！どっちなんだよ！！と思いつつ(笑)、カフさんの書くふっかがリアコすぎて、悶えながら読みました😁改めて、カフさんお疲れ様でした😊 (2022年12月17日 13時) (レス) @page45 id: b241e75ed7 (このIDを非表示/違反報告)
カフ(プロフ) - いくさん» ありがとうございます！好きだった人だからこそ無下にできない葛藤を上手く表現出来ていましたかね？💦楽しんでもらえてよかったです😄 (2022年12月7日 19時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
カフ(プロフ) - meeeeenさん» ありがとうございます！そうですね😊ライバルにも幸せになってもらいたいと思いながらお話書きました！番外編もお楽しみ頂けたら嬉しいです！ (2022年12月7日 19時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
カフ(プロフ) - きこさん» そう言って頂けて嬉しいです😊ありがとうございます😄番外編も引き続き楽しんでいただけるよう頑張ります👍 (2022年12月7日 19時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2022年11月18日 22時
