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岩｢あ、おはよ。｣
｢おはようございます。｣
岩｢今は2人しかいないんだからさ、敬語やめてよ。｣
先にメイクルームに来た岩本くんと挨拶を交わすと彼は優しく笑ってそう言った。
あの頃と何も変わってない。
その優しいところも、笑顔も。
そして…
岩｢あのさ、お節介かもしれないけどふっかとはちゃんと話した？｣
辰哉のことが大好きで大切なところも。
｢今更話すことなんてないよ。｣
そう、私たちはもう完全に終わってる。
辰哉との事は過去のことなんだから。
視線を逸らし、メイク道具の準備をする。
乃愛さんが来るまでに終わらせておかないとまた何を言われるか分からない。
岩｢そっか…
幸せならいいんだよ。
でも話したら変わることもあるかもしれないって思って…｣
｢知ってるでしょ？
私今蓮と付き合ってるの。
幸せだよ…｣
岩｢…うん。
そうだよね…ごめん。｣
岩本くんはどこか納得が言っていないようだったけどそれ以上何も聞いてこなかった。
彼がまるで何も無かったように椅子に座ってすぐ乃愛さんが部屋に入ってきて私はまた敬語に戻る。
乃愛｢岩本さん、遅くなってごめんなさい。
今日はどんな感じにしましょうか？｣
乃愛さんのこの甲高い声を聞くのもだいぶ慣れた。
こんな感じなのに仕事はできるから何も言えない。
会話をあっという間に岩本くんのヘアメイクを完成させた。
乃愛｢はい。
じゃあ次は深澤さん呼んできてくださいね？｣
岩｢うん。｣
乃愛さんはポンポンと岩本くんの肩に触れた。
こういうこと普通に出来ちゃうからすごいよなぁ。
なんて感心していると鋭い視線を向けられる。
乃愛｢早く次の準備して！｣
相変わらず辛辣な態度。
嫌いなら仕方ないけどもうちょっとやりやすいようにしてくれたらいいのに。
バレないようにため息をつきながら支度をする。
と言っても大してすることはないのだけど。
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カフ(プロフ) - 柚姫さん» ありがとうございます！ここから結構展開してくると思います！💜くんや🖤くんの気持ちがどう動くのかお楽しみ頂けたら幸いです！ (2022年4月5日 0時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 更新お疲れ様です。じっくり読ませていただきました。これからの展開が楽しみです。味方がいない状況は辛いのですが、💜さんがいてくれた事にほっとしました。ありがとうございます。 (2022年4月2日 8時) (レス) id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2021年6月8日 21時
