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｢皆にさ、彼女さん素敵な人だね。
って言われたんだ。｣
｢…そっか。｣
｢Aちゃん…？｣
反応の薄い私を心配して蓮が顔を覗き込んでくる。
そのまま私の頬に触れた手は優しくてほっとするのに気が抜けない。
｢ごめん。
ぼーっとしてた。｣
｢今日忙しかったもんね。
お疲れ様。｣
蓮はにっこり微笑むと私に触れるだけのキスをした。
｢ありがとう。
蓮もお疲れ様。｣
｢うん。
これからたくさんAちゃんと会えると思うと嬉しいよ。｣
｢私も嬉しい。｣
蓮が買ってきてくれたケーキを1口食べる。
甘くてふわふわしてておいしい。
甘いものって疲れてる時に最適だなって改めて思った。
｢ふっかさんとは大学の頃の友達だったんだね。
でも確かAちゃんは美容系の専門学校だよね？｣
｢あ…、そうだよ？
共通の友達がいてね。｣
｢そういうことか。
ふっかさんも久しぶりに会えて嬉しそうだったよ。｣
｢なんか言ってたの？｣
上手く取り繕えたのはいいものの、蓮の言葉が気になって食い気味に聞き返してしまった。
辰哉のことなんてもうどうでもいいはずなのに、胸がざわざわして仕方ない。
｢変わってねぇなって言ってた。
ねぇ、Aちゃんの昔の写真見たい。｣
｢え、昔の？｣
｢うん。俺見たことないよね？
学生時代とかもっと小さい頃のAちゃん。｣
昔の写真、多分ここにあるとするなら大学生以降の写真だけ。
あの頃の写真は全部見ないようにひとつの箱に纏めてしまってある。
そんなものを蓮に見せる訳にはいかない。
｢昔の写真は全部実家にあるの。
今度実家に帰った時に持ってくるね。｣
｢うん。楽しみにしてる。｣
蓮の笑顔は何一つ疑っていないと言った感じで、私はそれを見て胸が痛くなった。
ごめんね。
いつかちゃんと話すから。
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カフ(プロフ) - 柚姫さん» ありがとうございます！ここから結構展開してくると思います！💜くんや🖤くんの気持ちがどう動くのかお楽しみ頂けたら幸いです！ (2022年4月5日 0時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 更新お疲れ様です。じっくり読ませていただきました。これからの展開が楽しみです。味方がいない状況は辛いのですが、💜さんがいてくれた事にほっとしました。ありがとうございます。 (2022年4月2日 8時) (レス) id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2021年6月8日 21時
