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目黒蓮は私の彼氏。


今はジャニーズ事務所に所属していて、デビューに向けて頑張っている。


10か月前、お客様として初めて美容院に訪れたのが彼との出会い。


爽やかでイケメンのお客様がやってきたとお店の中がザワついたのをよく覚えてる。


今日みたいに1番最後の予約だった彼は、迷いもせず私を担当に指名した。


まるで前から私を知っていたかのように、受付で私を指名した彼は目が合うとにっこりと笑った。


「前からAさんの評判聞いてたんですよ。
ずっと切って欲しくて、今日やっと来れました。」


彼のその言葉にその時は、私も美容師として有名になってきたんだなってくらいにしか思ってなかった。


髪を切り終えると彼はとても満足気だった。


良かった…喜んでもらえた。


切り終えたあとのお客様の笑顔を見るのが1番の幸せだから、私もほっとして入口まで見送ると


「Aさんって髪切るの上手だし、話合うからここ気に入っちゃいました。
絶対また来ます!」


そんなふうに言って蓮は帰って行った。


それからそれ程経たずにまた次の予約が入って、その時連絡先を聞かれた。


お客様と仲良くなることはいいことだけれど、正直最初は気が引けた。


だって若くてこんなにもかっこいい彼がなぜ私のことをこんなに慕ってくれるのかわからなかったから。


「Aさん、俺諦め悪いんですよ。
Aさんが受け取ってくれるまで何回でも来ますから。」


最後にそう言われて渋々受け取った連絡先。


お客様だし、連絡しないわけにもいかないので当たり障りのない文章を送るとすぐに返事が返ってきた。


そこから毎日のように連絡が来て、時々電話もするようになった。


色んな話をしたけど、何故か彼は自分の仕事の話はしたがらなかった。


初めて会ってから3ヶ月くらい経った頃、その日も蓮はラストの予約だった。


この時間になると従業員も多少少なくなる。


今思えば毎回そういう時間を狙ってきていたのかもしれない。

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設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 目黒蓮   
作品ジャンル:タレント
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カフ(プロフ) - 柚姫さん» ありがとうございます!ここから結構展開してくると思います!💜くんや🖤くんの気持ちがどう動くのかお楽しみ頂けたら幸いです! (2022年4月5日 0時) (レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 更新お疲れ様です。じっくり読ませていただきました。これからの展開が楽しみです。味方がいない状況は辛いのですが、💜さんがいてくれた事にほっとしました。ありがとうございます。 (2022年4月2日 8時) (レス) id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カフ | 作成日時:2021年6月8日 21時

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