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目｢お願いします｣
蓮の番になり、彼が挨拶しながら部屋に入ってくる。
私と目が合うと嬉しそうに微笑んだ。
｢目黒くーん！
今日はちょっと変えてみてもいい？｣
その視線を割るように入ってきた乃愛さん。
ほかのメンバーとは明らかに声のトーンや食いつきが違う。
乃愛さんのお気に入りは蓮ってことか…
これは厄介。
｢乃愛さん、俺今日前髪センターに分けてみたいんだけどいいですか？｣
蓮がそう言うと乃愛さんは蓮の後ろに立って彼の前髪を持ってあれこれ試しだした。
｢うん…いいね。
目黒くんセンター分け似合うよ。
やってみよう。｣
｢ありがとう乃愛さん。｣
蓮の笑顔に乃愛さんは分かりやすくテンションが上がって準備を進めていく。
相変わらず手際がいい。
さっきまであんなに蓮にデレていたのにもう今は仕事モード。
｢A…さん？
いつかAさんにも俺のヘアメイクお願いしたいです。｣
乃愛さんに追いつくようにせかせかと準備をしていると蓮がそんなことを言い出した。
鏡越しに目が合った彼は悪戯な笑顔を浮かべている。
｢アシスタント？
この人はまだまだ、皆のヘアメイクなんて無理よ。｣
｢えーでも、前はヘアサロンでチーフやってたすごい人だって聞いてるけど、ね？｣
｢そうなの？
全然知らなかった。
でも、こことヘアサロンじゃ仕事の仕方も全然違うし、まだ難しいんじゃない？｣
乃愛さんは明らかに機嫌が悪そうで、私を軽く睨んで蓮のヘアメイクを始めた。
蓮はそんな乃愛さんの様子など気にすることなく時折私に視線を向けては嬉しそうに微笑む。
嬉しいけど正直今はやめて欲しい。
余計に仕事やりづらくなる。
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カフ(プロフ) - 柚姫さん» ありがとうございます！ここから結構展開してくると思います！💜くんや🖤くんの気持ちがどう動くのかお楽しみ頂けたら幸いです！ (2022年4月5日 0時) (
レス) id: 7548cab30a (このIDを非表示/違反報告)
柚姫(プロフ) - 更新お疲れ様です。じっくり読ませていただきました。これからの展開が楽しみです。味方がいない状況は辛いのですが、💜さんがいてくれた事にほっとしました。ありがとうございます。 (2022年4月2日 8時) (レス) id: 31ed921faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カフ
| 作成日時：2021年6月8日 21時
